女優・黒島結菜が主演する朝ドラ「ちむどんどん」(NHK)も第13週「黒砂糖のキッス」に突入。暢子(黒島)と宮沢氷魚演じる和彦の急接近に非難の声が上がっている。
今回の朝ドラは、復帰前の沖縄からスタート。沖縄料理に夢をかけるヒロインと支え合う兄妹たちの絆を描く青春群像劇。東洋新聞の記者である和彦は、幼い頃沖縄のやんばるで過ごしていた暢子の幼馴染み。第63話では、暢子が下宿先の居酒屋「あまゆ」で料理を作っていると、そこへ和彦が帰ってくる。「あまゆ」から引っ越し、恋人の愛(飯豊まりえ)と一緒に暮らし始める予定の和彦に「そうだ! 引っ越す前に海に行こう」と切り出す暢子。笑顔で「行こう」と答える和彦に暢子は「最後にパーッと騒ごう。みんなで」と呼びかけると、急に真剣な表情で「2人でもいいけど」とつぶやく和彦。驚いた暢子が包丁で指を切り、2人が至近距離で見つめ合う展開に「シンプルに“えっ、気持ち悪い”」「アカンやん」「このシーン、せめて愛さんと別れを決意してから入れてほしかった」など、否定的な声が数多く書き込まれたのだ。
「今回の朝ドラは、沖縄の本土復帰50周年を祝う特別なもの。前作『カムカムエヴリバディ』では3世代のヒロインが織りなす百年の物語の中で、壮大な伏線回収劇が行われる展開にSNSも大興奮。ところが、今作は放送開始直後から『#ちむどんどん反省会』などへの書き込みが相次ぎ、SNSには非難が殺到するなど逆風が強まっていました。第12週から描かれている暢子の恋愛で人気回復が期待されていただけに、残念な展開となっています」(ライター)
“朝ドラ受け”が人気を呼んでいた生番組「あさイチ」(NHK)にも異変が起きている。
「MCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナによる“朝ドラ受け”が、このところめっきり少なくなり、いきなり番組のテーマVTRから始まることもしばしば。朝ドラ通で知られる華丸も今回の『ちむどんどん』には、あまりのめり込んでいないのかもしれません」(前出・芸能ライター)
番組は、まだ半ば過ぎ。巻き返しに期待したい。
(窪田史朗)