あまりの艶感が助っ人外国人をも骨抜きにしてしまったか。タレント・壇蜜が9年前のスクール水着での始球式を反省した。
妖艶なキャラで知られる壇蜜は、秋田県出身ということもあって、2013年8月11日に同県で開催されたヤクルト対DeNAの始球式に登板。その際の衣装が大きな物議を醸すことになった。
マウンドまではヤクルトの特大ユニフォームを着用して向かった壇蜜だが、投球の前にそれを脱ぎ捨て、スクール水着と靴下というまさかの姿に変身。男性客からは興奮のリアクションが上がるも、その後は「すっげー騒ぎになった」という。
7月18日放送のラジオ番組「壇蜜の耳蜜」(文化放送)の中で、壇蜜は、リスナーから届いた「今度、始球式の依頼があればどんな衣装をという候補はありますか?」との質問に反応。大きな問題となったその騒動だが、壇蜜はそもそも「私、スクール水着を着るなって言われてないよ」と振り返り、当時は「『神聖なマウンドで』とか、『お前のせいでラルーが不調になった』とか、『審判がめっちゃビックリしてた』とか、『お父さんが望遠で急にカメラでバシャバシャ撮り始めて、娘として困った』」などなど、様々なお叱りの声が寄せられたと明かす。
これには壇蜜も不満があるようで、過去にはほかの女性タレントもここぞとばかりに始球式でギリギリな衣装を着ていたことがあったと指摘。「ヘソ出しルックでさ、胸チラチラだっていたじゃん? ダメ? (自分は)ちゃんと着てるよ」と主張し、仮に始球式のオファーが再び舞い込んだ際に着用する衣装を聞かれ、「同じに決まってんじゃん!」と再び水着を着ると宣言した。
しかし「ラルーさんって今どうしてるの? 帰っちゃったの? 私のせいか」と、同年5月にヤクルトに加入するも、散々な戦績ですぐに退団したカナダの元プロ野球選手、クリス・ラルーを心配。助っ人外国人の勢いを奪うスクール水着だったとして、DeNAファンからは感謝の言葉をもらったというが、やはりその刺激的なファッションについては「もう出禁じゃない? 始球式させたい人いないんじゃない?」と弱気になっていた。
「壇蜜があられもない姿で始球式を行った日、多くのヤクルトファンが待ち望んだラルーが一軍復帰での先発を飾るも、3回8失点とふるわず、再び二軍落ちする憂き目に。その後は肩の負傷もあり、一軍で登板することが一度も叶わなかったことから、壇蜜のスクール水着がラルーのコンディションを大きく狂わせてしまったとの悪評が立ってしまいました。
しかし、9年ごしに反省の言葉を口にした壇蜜に対し、ネットからは『ええやーん!』『女だけど、その始球式見たかったな』『この始球式最高だったけどね』『個人的には夏休みのイメージにピッタリでいいと思いました』『ラルーなんてヤクルトファンでも存在忘れてたよ』など、擁護の反応が並んでいます。当初のユニフォーム姿から、いきなりそれを脱ぎ始めた瞬間は周囲もドキッとさせられたでしょうが、壇蜜は事前の記者会見で『怒られない程度』の肌見せを行うことを予告しており、彼女らしい始球式だったと言えるかもしれません」(テレビ誌ライター)
ライバルチームの絶対的エースを活躍させたくない球団は、壇蜜に始球式をオファーするのも戦略の1つではないだろうか。
(木村慎吾)