子どもが数を知り、覚えて自由自在に扱えるようになるためには、計算ドリルやワークが欠かせない……とは限りません。次のようなおもちゃや遊びを通して、楽しく“数の世界”に触れることができますよ。
■100玉そろばん
色玉を動かすだけでも1つの遊びとして楽しめるため、0歳から数の世界に触れることができます。小学生になって、本格的に計算の概念を学ぶときにも活躍してくれます。
まだ言葉や数の理解がないうちは、数を数えながら色玉を動かす遊びを。数が理解できるようになったら、数のまとまりを見て瞬時にその数を数える遊びや、合わせて10になる数の組み合わせをみつける遊びを取り入れるのがオススメ。数を使ったオリジナルの遊びを考えて実践するようになると、遊び方がさらに広がります。
■トランプ
2~3歳頃までは、声を出しながら数字を見せてあげましょう。数を知るきっかけにしたり、2枚のカードを見せてどちらの数が大きいか小さいかを当てるゲームを楽しんだりするとよいです。
さまざまなゲームができるようになったら、7並べや「合わせて10になるもので」という特別ルールで行う神経衰弱・ババ抜きもいいですよ。
■すごろく
サイコロの目を見て数を判断したり、進む・戻るコマ数を数えたり、お金のやり取りが発生するようなゲーム内容に挑戦したり、さまざまな場面で数を扱うことができるのがすごろくです。
お稽古のイメージがなく、家族や友だちとの対戦感覚で取り組めるのもうれしいポイントです。2桁以上の数に触れさせたい場合にも最適ですよ。
何人かで遊ぶゲームでは、数のやり取りはもちろん、順番を守るなど皆が気持ちよくゲームに参加できる工夫にも目を向け、学ぶことができます。家族のコミュニケーションタイムとしてもオススメなので、ぜひ実践してみてくださいね。
(Nao Kiyota)