23年12月からNetflixで配信予定となっている、大ヒットコミック「幽☆遊☆白書」の実写ドラマ版に出演する主要キャスト4名が16日から19日にかけて連日発表された。
主人公・浦飯幽助役には北村匠海、幽助のライバルを自称する桑原和真役を上杉柊平、蔵馬役を志尊淳、飛影役を本郷奏多が演じることが決定。すでにキャラクターアートも公開されている。
主演の北村は「日本もどんどん世界に向けて発信していかないといけないと思っていた中で『幽☆遊☆白書』という歴史ある名作を実写映像として届けられることを嬉しく思います。日本のエンターテインメントがさらに広がりますように、そして世界の人々が楽しんでもらえる作品を作ります」と、意気込みを語った。
ほかのキャストたちもプレッシャーを感じるとしながら、やる気に満ちているといった印象のメッセージを送っているが、人気コミックの“実写化あるある”とばかりに、さっそく原作ファンからは苦情に近いコメントが寄せられている。ざっと見渡しても「いやいや、ひどすぎる」「変なアレンジ入れないで!」「桑原がイケメン過ぎて違和感しかない」などなど、不満の声が殺到しているのだ。
「特に不満の声が集中しているのが、上杉さん演じる桑原に対してですね。原作の桑原はリーゼントヘアがトレードマークのキャラクターですが、実写版ではあえてリーゼントヘアを再現せず現代風にアレンジしている様子。重要キャストだけにそこは原作に忠実に再現してほしいというのが原作ファンの圧倒的な声のようです」(エンタメ誌ライター)
また、コミック実写化作品への出演回数が多い“コミック実写化御用達俳優”と呼ばれ、一般からの評価も高い本郷奏多が演じる飛影についても今回はブーイングが目立つ。
「本郷さんに対しては『嫌いじゃないけど‥‥』などのエクスキューズ入りが多いのですが、『今回ばかりは違う感じがする』『青のカラコン入れてるけど飛影は赤目ですよ』『せめてビジュアルを寄せる努力はしてほしい』など、少々失望した声も目立ちます」(前出・エンタメ誌ライター)
よくある原作ファンの通常運転と捉えている人も多いが、逆にいえばそれだけ人気とイメージが固定された作品。制作陣や役者にはそんな声を吹き飛ばす作品にしてほしい。
(塚田ちひろ)