恋人だから損得なんてなしでお付き合いしたい……という気持ちは分かります。とはいえ、自分のしたいことをするために、ときには恋人を“説得”できたほうが楽なこともありますよね。そこで、心理学を使った相手を説得するコツを紹介していきましょう。
■専門的な知識がポイント
相手を説得したいのなら、自分の情報に信ぴょう性を持たせることが重要です。専門家から言われた内容だと、相手も納得しやすいですからね。
ただ、説得したい内容が自分の専門分野であることはそう多くはないでしょう。その場合は、本に載っていたデータなどを見せるなどして信ぴょう性を高めるのも一つの手です。
■いいところだけでなく悪いところも伝える
人は「100%安全」などと言われると、逆に疑いたくなってしまうものです。ですから、説得するときにはメリットもデメリットも両方伝えましょう。これを両面的メッセージといいます。
例えば、「これを使うと○○が簡単になるんだって。ただ、人によって合う合わないがあるらしいから、一度お試しで使ってみたい」などと言ってみるのもよいでしょう。
■スリーパー効果を使う
実は説得者の信ぴょう性に疑いがあっても、時間が経つことによって説得効果が高まっていくという“スリーパー効果”というものがあります。これによって、説得したときには無下にされても、その後しばらく経ってからOKをもらえることもあるのです。
相手を説得するときのポイントをお伝えしましたが、NGなこともあります。それは、ゴリ押しすること。人は「丸め込まれているな」と感じると、警戒して余計に説得に応じてくれなくなります。そういう感覚を持たせないためにも、強引すぎる説得は逆効果なのです。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。