小さい子どもは寝相が悪いことが多いですが、大人はそれほど動かないので「寝ている間にこんなに動いて大丈夫なのかしら……」と不安になるママもいるかもしれません。そこで、まずは不調によるものかどうかを判断するためにも、次のようなことに注意して子どもの特性を知っておきましょう。
■子どもは寝相が悪いもの
体の小さい子どもは、まだ運動のコントロールが上手ではないため、動きがオーバーになりがちです。少し体勢を変えれば済む場合でも、バランスが崩れたり勢いがついたりしてゴロンゴロンと何度も寝返りを打ってしまう場合があります。寝返りは、より快適な体勢や場所を探したり、血行が悪くならないように体を動かしたりするために重要なことですから、子どもがよく寝返りを打つこと自体を心配する必要はないでしょう。
■ぐっすり眠れているかどうかが重要
寝相の悪さが気になる場合は、まずはぐっすり眠れているかを確認してください。上記のような理由で自然に寝返りを打っている場合は問題ありませんが、呼吸が苦しかったり体温調節がうまくいかなかったりして動いている場合は、不調が隠れているかもしれません。寝返りのたびに起きてしまったり呼吸が苦しそうだったりする場合は、専門医に相談しましょう。
■布団をかけるより腹巻きを
何度も布団をかけ直しているのに「寝相が悪いせいですぐにはいでしまう」ということもありますよね。心配になって大きな布団や重たい布団をかけると、布団の中に潜り込んでしまったり身動きが取りにくくなったりしてしまうため、注意が必要です。腹巻きをするなど、“はいでも大丈夫な工夫”を選びましょう。
スヤスヤと眠ることができている場合の寝相の悪さは、健康の証。近くにぶつかると痛い障害物がないか、お腹を冷やさない工夫ができているかに注意して、見守ってあげましょう。
(Nao Kiyota)