7月24日に放送されたドラマ「オールドルーキー」(TBS系)で、俳優の反町隆史が演じるスポーツマネジメント会社「ビクトリー」の社長・高柳の意外な一面が明らかになり、ネットが驚きに包まれた。
第4話となるこの日の放送は、綾野剛演じる主人公・新町が今季限りで戦力外通告を受ける野球選手と接するうちに自身のプロサッカーへの現役復帰を考えるようになり、ラストチャンスに挑むという内容。その中で榮倉奈々演じる新町の妻で元女子アナの果奈子も仕事を再開し、ファッション誌に登場。そこに「夫は新町亮太郎」と紹介されていたため、事実を知らなかったビクトリーの社員達は大騒ぎに。
その最中、新町は高柳から社長室に呼び出される。何事かと思いきや、高柳は新町にファッション誌の記事を突きつけながら「どうして黙ってた!」「君の奥さんが糸山果奈子ちゃんだったとは‥‥大ファンだった」と突然の告白。さらに「家に帰ったら糸山果奈子ちゃんがいるの?」「糸山果奈子ちゃんがお帰りなさいって言うんですか?」と質問攻め。ついには「会わせてくれ」「一度でいいから会社に連れて来てくれ」と懇願。渋る新町に高柳は「そこを何とか説得しろ」と社長権限を発動するほどの興奮状態に。結局新町は、果奈子を会社に連れてくる条件としてサッカーチームの加入テストを受けさせてほしいと願い出て、高柳が快く許可するのだった。
ネット上ではこの展開に、《久しぶりに反町隆史さんの2枚目半のキャラを見ました。相棒の反町さんもいいけどオールドルーキーもいいですね》《オールドルーキーの反町さんクールな役と思っていたら、お茶目な所もある役に思わず笑ってしまいました》《反町隆史さんはコメディドラマやらせても普通にハマると思う》など好感の声が続出。また《コメディ色強めだなと思ったら演出が木村ひさしさんだった》《これは確実に私の好きな演出、『木村ひさし』色強しwww》といった声も。
「第1話から第3話まで、高柳は冷静沈着なキャラクターで、時には新町を利用したり、用済みとなったら切り捨てようとしたりする冷たさも見せていましたが、今回の第4話でガラッとキャラ変。ミーハーな部分を見せたかと思えば、現役復帰をあきらめきれない新町の背中を押すような優しさを持つ人間味あふれるキャラクターとなっていました。
その理由は演出を木村ひさし氏が担当したことが大きいようです。木村氏はこれまで『ATARU』『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』『99.9‐刑事専門弁護士‐』や『IQ246~華麗なる事件簿~』などTBS「日曜劇場」枠のドラマの演出を数々手掛けており、シリアスな展開の中にも脚本にない笑いやアドリブをどんどん入れていくことで知られています。ちなみに木村氏は次の第5話も演出を担当します」(芸能記者)
次はどんな演出の妙が見られるのか楽しみだ。
(柏原廉)