「書かれていることは案外間違っていない」。ネット上から寄せられる自身へのヤジに対し、そのように表現したのは、フリーアナウンサーの高橋真麻である。
真麻は7月25日配信のYouTubeチャンネル「夜な夜な生配信!ひろゆきと有名人に…【質問ゼメナール】」に出演し、過去に容姿やコネに関する中傷コメントがあったことを振り返った。
俳優・高橋英樹を父に持つ真麻は、フジテレビにアナウンサーとして入社した際、「周りから、コネだとか、フジテレビのアナウンサーのくせにブサイクだとか、散々雑誌でも叩かれた」と告白。これに2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏が思わず吹き出し、「そんなこと書かれるんすか?」と驚いた。
真麻は続けて「それこそ、2ちゃんねるでも、もう信じられないくらいの誹謗中傷を書かれたんですけれども‥‥。当時はそれを見て、傷付いて、“酷い”“なんでそんな風に”って思ってたんですけど」としつつ、「だんだんと読んでると案外的を射てるなというか。確かにフジテレビのアナウンサーとしては顔がトリッキーだったなと思った」とヤジを受け入れるようになったという。
またも、ひろゆき氏は笑いながら「トリッキーなんですか」とリアクション。それでも真麻は、ネット上に書かれた批判は全てが間違っているわけでもなく、「ただただ誹謗中傷じゃなくて、まぁ、言われてみれば確かになって思う誹謗中傷もあったりして」と一部に理解を示すようになったと語った。
さらに、「いまだに私、エゴサーチするんですけど、こういう風に言うと間違って伝わるんだとか、こういう所作をすると嫌がる人がいるんだとか、結構勉強になって」と参考にすることもあるようで、「自分でブサイクというのもあれだから、最近は“トリッキー”と言うようにしてるんですよ。なるべくいい言葉を、ポジティブな言葉を取り入れたいなと思いますよね」とコメントした。テレビ誌ライターが言う。
「真麻自身はかねてよりフジテレビ側に父親の名前を使った“コネ入社”を要請した事実はなく、『私は高橋英樹の娘だ』などと伝えたこともないと主張し、『自分でアナウンサーになるための120%の努力はしたので、自力で入ったと思ってます』と語ってきました。しかし、2016年3月放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、『こちらから働きかけることはなかったですけど、途中で、娘だってことがわかって。加味されたかもしれないですけど』とも説明。本人としては、ほかの就活生と同じか、それ以上の努力をしていたとの自負があるものの、最後には『まぁ、そう(コネ入社と)思われてもしょうがないと思いますけどね』と語っていました」
今回のひろゆき氏との対談では、そうしたコネ疑惑や容姿にまつわるヤジを前向きに捉えるようにしていると明かし、
「ネット上には『入社以降の活躍はやっぱり実力で勝ち取ったんじゃないかな』『誹謗中傷にめげずに努力して、それなりの人気を得たことは素直に尊敬します』『容姿云々言われてますが、私は大変綺麗な方だなと思いました』などの声が届いたほか、『“ブサイク”を“顔がトリッキー”と変換する能力に関しては高く評価できる』といった反応もありました」(前出・テレビ誌ライター)
19年2月放送の「有吉弘行のダレトク!?」(フジテレビ系)でも、各テレビ局のアナウンサー試験に関する話題で、共演者から「ほぼコネでしょ?」とイジられた真麻。すぐさま「(コネではなく)忖度です!」と返してその場を盛り上げたが、アナウンサーになるために乗り越えた「120%の努力」を誰からも否定されたくないという思いが強いのかもしれない。
(木村慎吾)