ノー・ダウトの歌姫グウェン・ステファニー(45)が離婚を申請したようだ。約13年間の結婚生活に終止符を打つこと決めたグウェンとロックバンド「ブッシュ」のギャヴィン・ロスデイルは、裁判所に離婚手続きの書類を提出し、キングストン君(9)、ズマ君(6)、アポロ君(1)の息子たちの共同親権を行う方向で調整していると強調しつつ、この報道を認める共同声明を出した。
「2人とも結婚という枠の中でパートナーであることを解消することに同意し、その一方で親としてはこれからもパートナーとしてあり続け、幸せで健康な環境で息子3人を共同で育てていくつもりです」
グウェンとギャヴィンの総資産は、それぞれ8000万ドル(約99億円)、3500万ドル(約43億円)と言われているが、2人は婚前契約書を交わしていないことからカリフォルニア州の共有財産に関する法の下に財産は半分ずつ分与されるとみられている。
自身がリードボーカルを務めるノー・ダウトは、95年のアルバム「トラジック・キングダム」が全米で9週連続1位を記録し一躍スターダムに。解散する03年までの4枚のアルバムを全米だけで計1600万枚を売り上げた。解散後もグウェンはソロ活動でヒットを飛ばし、ファッションリーダーとしても日本の原宿ファッションを取り入れてアメリカのティーンの間で流行させるなど、毒舌評論家たちをもフォロワーにした時代の寵児となった。
ところが時とは残酷なもの。2012年のバンド再結成では、満を持してリリースした新作のセールスが50万枚にも及ばず、四十路を迎えていたグウェンの存在感も一気にしぼむ。
自身二度目となる結婚生活に関しても、今年に入って「2人とも結婚していたいの。2人とも良い親でありたいの。だから私達が一緒にやってきたことを本当に誇りに感じるのよ」
とコメントしていた。半年でいったい何がどう変わったのだろうか‥‥。
どうやら離婚は泥沼といった様子ではないもの、ロックファンもヒップホップファンもうなるピカイチの音楽センスで輝きまくっていたグウェン姐さん、彼女の華麗なる復活をもう一度見たいものだ。