親が“ごはん派”だからといって、子どもがそうとは限りませんよね。ごはん派のママの多くは、「子どもが毎日パンで栄養は大丈夫かな」と心配になっているかもしれません。
とはいえ、パン=悪者ではありません。子どもが“パン派”なら、エネルギー源となる炭水化物を摂取できる主食として上手に活用し、次のように栄養バランスを整えてあげましょう。
■シンプルなパンを選ぶ
菓子パンなど、味がしっかりついているパンはそれだけで美味しくいただけるため、おかずやスープなしでも満足できてしまいます。栄養バランスを整えるために食品を追加したい場合は、食パンやフランスパンなど、シンプルな味のパンを選ぶのがオススメ。むしろ、具材やおかず、スープを「追加したい!」と思えるようにしてしまいましょう。
パン自体の栄養価を高めたい場合は、全粒粉パンやライ麦パンなど、ビタミンや食物繊維が豊富なパンを選ぶとよいですよ。
■不足しがちなたんぱく質をのせる・挟む
パンから摂取できる栄養素の多くは、体や脳のエネルギー源となる炭水化物です。一方、パンだけを食べると不足しやすいのは、肌や筋肉の材料となるたんぱく質です。
そのため、意識的にパンの具材やおかずとしてたんぱく質を摂るようにしましょう。パンに挟んだりのせたりしやすい食材としては、ツナやハム、鮭、ウィンナー、チーズなどがオススメです。
■スープや副菜に、野菜・果物・海藻類・きのこ類を入れる
野菜や果物、海藻類、きのこ類に豊富に含まれ、体の調子を整える働きのあるビタミン・ミネラル、食物繊維も、意識して追加したい栄養素です。生の状態で追加するのが難しい場合は、スープに入れてしまうのがオススメです。
野菜やきのこ類をたっぷり使ったスープに果物を1つ追加するイメージで、バランスよく取り入れましょう。
パン食でも、パン自体の選び方や合わせるおかず・スープによって、栄養豊富な食事にすることができます。これらを参考に、パンの食事を子どもと一緒に楽しんではいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)