「意味がわかりません」「随分とご都合主義な意見だな 笑」。韓国の女性アイドルグループ・少女時代の盗作騒動に対する、俳優・谷原章介の見解に多くの反論が寄せられている。
目下、大きな話題となっている少女時代の新曲ミュージックビデオにおける“パクリ”疑惑。同映像では、結成15周年を迎えた同グループを彩る華やかなセットが組まれ、中央に大きなロゴも掲げられたが、その「15」の字体やデザインが東京ディズニーシーの15周年記念ロゴと酷似しているとして波紋を広げていた。
すでに同MVを監督したシン・ヒウォン氏は盗作であるとの指摘を認め、「出所の確認なしにセットデザインを使用した」「該当デザインが東京ディズニーシーの15周年記念のロゴであることを確認した。徹底した調査や確認なしにデザインを使ったことについて、心よりお詫び申し上げる」などと謝罪している。
日本でも高い人気を誇る少女時代にとっては、後味の悪い15周年記念となったが、8月17日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)にて、MCを務める谷原は「知的財産権の侵害という意味では確かによくないなとは思うんですけど」としつつ、その後は持論を展開しながら彼女らを擁護。「少女時代というアーティストが別に悪意を持ってこういうことをしたわけではないですし、たぶん彼女たちもディズニー大好きだと思うんです。だから、こういうことは悪意的に見ないほうがいいのかなと僕は思います」とコメント。盗作の当事者はあくまで制作サイドで、演者ではないことを強調した。
「谷原による擁護発言は今回の盗作騒動においてあまり芯を捉えたものとは言えず、ネット上でも『悪意があったかなかったかではなく、許可なしに使用すればそれはアウト』『この人の“無難風”の感覚的な軽い発言はほんとにイライラします』『擁護の仕方が意味不明すぎる』『ディズニー大好きだから恣意的に見ないで、は考えが甘い』などの反論が殺到。
演者である少女時代がわざわざMV内のロゴのデザイン元を確認するとは思えず、その点を擁護するのは理解できますが、“彼女たちもディズニーが大好きだから、悪意的に見ないほうがいい”との主張はあまり共感を得るには至っていません」(テレビ誌ライター)
視聴者にとって、やや違和感の残る谷原の見解だったようだ。
(木村慎吾)