タレントでモデルのryuchellとその妻でモデルのpecoが8月25日、夫婦という形から“人生のパートナー”に変わったことを発表。世間のさまざまな反応を受けて8月26日、作家の乙武洋匡氏が自身のツイッターで私見をつぶやいた。
乙武氏は「りゅうちぇるのニュース読んで、『奥さんがかわいそう』とか言ってる人たち。なんで、りゅうちぇるはずっと言えなかったんだと思う? なんで自分を偽らなくちゃいけなかったんだと思う? そこにも目を向けてほしいんですよ。りゅうちぇるだけじゃなく、苦しんでる人、いっぱいいるんだから」とツイート。続けて「実際に差別を受け、困っている人たちがいることを知りながら、伝統的家族観とやらに縛られて、その差別を生んでいる社会的構造を放置し続ける態度のほうが、よほど“お花畑”だと感じますけどね。私は」と投稿した。
ネット上では、乙武氏のこのツイートに対して《差別はしてないんだけど‥‥》《強制的に結婚させられたわけでもないのに何言ってんだ》《乙武が代弁する必要はない》《どんな理由でもペコに非はないだろ》《そんなのりゅうちぇるに聞かないとわからなくないか? 人それぞれ考え方が違うんだし。想像力を働かせろというけどそれが違っていたら無駄なだけだと思う》《話ややこしくなるから、あなたは出てこないほうがいいと思う》などツッコミや反論が殺到した。
「ryuchellが公表したメッセージを読むと、pecoとの離婚の原因は性自認の問題なのか性的嗜好の問題なのか、はたまた“夫”という形に縛られたくないのか、pecoを女性として見られなくなったのか、かなり曖昧にして語っており、結局なぜ離婚することになったのかはよくわかりません。そもそも離婚したことについてもメッセージの中では明言されておらず、翌日の26日に関係者が『離婚は事実』と認めたことで判明したほどです。そんな状況でpecoに同情の声が集まるのは仕方ないことで、そこに一石を投じようとした乙武氏へ批判やツッコミが集まるのも当然です。さらに乙武氏は『伝統的家族観』を持ち出して、ryuchellに向かう批判の声をけん制しましたが、そもそも『伝統的家族観』とは『夫は仕事、妻は家庭』や『3世代同居』『長男が家の跡取り』といった考え方を示すことが多く、ryuchellとpecoの家庭はもちろん、今回の離婚と結びつけるのはいささかムリがあるのではないか、と指摘する声もあがっています」(芸能記者)
いずれにしても、2人が選んだ道の先に幸せが待っていることを祈りたい。
(柏原廉)