めちゃくちゃムカつく!「六本木クラス」V字回復で激賞されたあの俳優の“ゲス演技”

 現在放送中の竹内涼真主演ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)が、回を追うごとに話題となっている。

 このドラマは、韓国ドラマ「梨泰院クラス」(Netflix)の日本版リメイク。8月6日のNetflixの「今日のTV番組TOP10(日本)」では、「梨泰院クラス」の3位を抜いて「六本木クラス」が2位にランクイン。当初、世帯平均視聴率が右肩下がりだったものの、第4話で持ち直すと徐々に視聴率を上げ、8月25日に放送された第8話では2ケタの10.0%を記録。奇跡のV字回復を果たしている。

 その勢いにひと役買っているのが“悪役”長屋龍河役の早乙女太一だ。

 早乙女演じる龍河は、金と権力を振りかざす巨大企業・長屋ホールディングスの会長・長屋茂(香川照之)の長男。親の七光りで傍若無人に振る舞うドラ息子で、主人公・新(竹内)の父を車でひき殺してしまうも父親の権力を使って隠蔽する。

 第3話では、警察で久しぶりに新と龍河が再会。龍河は「おい、新! お前のお父さんひき殺したの、まさか俺だと思ってんの?」と詰め寄ると、こっそり耳元で「その通りだよ」とささやく。拳を震わせ怒りをこらえる新に「いいよ、殴ってみろよ。お前得意だろ、暴力。殴れ、ほら、おい、殴れ殴れ殴れ」と薄ら笑いを浮かべながら挑発したのだ。このシーンに視聴者からは「早乙女太一、本家に劣ってない! めちゃくちゃムカつく! 素晴らしい」「見所の一つは間違いなく早乙女太一の悪っぷり」など、憎々しくも見る者を惹きつける演技に上がった。

 また、第5話では料理番組の対戦相手が新が経営する「二代目 みやべ」だと知ると「え? ごめんなさい、対戦相手っていうのは。あの~彼の物置小屋みたいな店と比較されるのはさすがにちょっとね」と皮肉たっぷりに言うなど、現実離れしたキャラクターが評判になっているのだ。

「早乙女は大衆演劇の劇団『劇団朱雀』の2代目。幼少期から舞台に立ち、その妖艶な美しさから2006年にはファンクラブが発足。“流し目王子”の異名で一躍人気になりました。今回、そんな早乙女が役者として新境地を切り開いたことは間違いありません」(女性誌記者)

“流し目王子”から傍若無人の悪役へ。役者として八面六臂の活躍を続ける早乙女太一から目が離せない。

(窪田史朗)

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