俳優・竹内涼真と横浜流星がW主演する映画「アキラとあきら」が8月26日に公開され、公開3日間の興行収入1億8500万円。全国映画動員ランキングトップ10では3位にランクインと好スタートを切っている。
この映画は、父親が経営する零細工場が小学校の時に倒産したアキラ(竹内)と、海運大手企業・東海グループの御曹司のあきら(横浜)の2人がメガバンクに同期入行。東海グループの倒産の危機に2人が協力して難局を乗り越えていくエンターテインメント作品だ。
竹内が池井戸潤作品に出演するのは、ドラマ「下町ロケット」「陸王」(ともにTBS系)に続き3作目。横浜は竹内について「とにかくまっすぐな人。お会いしてすぐに、信頼できると思いました。そしてとても男っぽい人。いい意味で、今時の人じゃないです」と話している。
竹内は現在放送中のドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)でも主演を務めている。第8話の世帯平均視聴率が10.0%と2ケタ視聴率を獲得。視聴率もV字回復して、主人公・宮部新を演じる竹内の人気も右肩上がりのようだ。
「担当する西山プロデューサーが『彼の持っているパッション、熱い部分が宮部新にぴったり』と話せば、チーフ演出を担当する田村直己氏も『“梨泰院クラス”の主人公・セロイもちょっと高倉健が演じたキャラクターを思わせる古風な男。そのあたりを竹内くんがうまくやってくれている』と賛辞を送っています」(テレビ誌ライター)
以前は“国民の彼氏”と呼ばれ、アイドル的な人気を誇っていた竹内も30歳を前にすっかりイメチェン。今や昭和の匂いのするタフな男が板についてきたようだ。
「『日刊ゲンダイDIGITAL』によると、『六本木クラス』での演技が評価され、米ハリウッドも一目置く韓国のショービジネス界から出演オファーが舞い込んでいるとのこと。もし韓国の作品に出演することが決まると、Netflixなど米ハリウッド進出も視野に入ってくる。今後の展開が注目されるところです」(前出・テレビ誌ライター)
竹内にとって、大きな飛躍の年になりそうだ。
(窪田史朗)