“ジャニーズの海男”たちは今夏、こぞって落胆したという。ダイビング専門雑誌「DIVER」の復刊が延長されたからだ。
同誌は、長引くコロナ禍による海外スポンサーの停滞、原油高による原材料の高騰によって、おととし12月に休刊。今年6月の復刊を予定していた。ところが、依然として厳しい状況を脱することができず、休刊を延長。現在は通販サイト、ウェブやSNSで活動しており、懸念される読者離れをあの手この手で阻止している。
ジャニーズタレントにダイバーは多い。関ジャニ∞の安田章大はプロ並みの腕前。サーフィンも好きで、錦戸亮がメンバーだったころは心許せる海仲間だった。
安田は09年に、ダイビングに必要な知識とスキルをマスターした者だけに発行されるCカードを取得。およそ2年間で150本数の潜水に成功した。小型船舶操縦士1級も所持。ダイバータレントにとってのステータスだった「DIVER」(前身名「ダイバー」時代も含む)の表紙を3度も飾っている。
同じく同誌で3度、ソロでカバーボーイを務めているのはKis-My-Ft2の北山宏光。ダイバーの聖地であるパラオや西表島を訪れており、オープンウォーターダイバーという資格を持っている。そのワンランク上のアドバンスド・オープンウォーターダイバーにも合格。その影響で、メンバーの二階堂高嗣と横尾渉、タッキー&翼で活動していたころの滝沢秀明もダイビングに傾倒。いずれも同誌で表紙を飾った。二階堂もアドバンスド・オープンウォーターダイバーのライセンス、横尾もCカードを取得済みだ。
「Hey! Say! JUMPの高木雄也、ジャニーズWESTの桐山照史もカバーボーイの経験者。高木はメンバーの伊野尾慧と沖縄で潜っています。桐山は昔、グループ内にダイバーがいなかったことから、仕事に幅を持たせるために始めると、どハマリ。わずかな休日でも沖縄まで飛び、レスキューライセンス、ダイブマスターの免許を取りました」(アイドル誌ライター)
コロナショックの余波は、思わぬところに及んでいた。多くのダイバージャニーズが待ちわびている愛読誌の復刊。今年の夏には間に合わなかったが、来年こそは新装開店となったバイブルを手にしたいに違いない。
(北村ともこ)