女優の橋本愛が主演を務める水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)の第9話が9月14日に放送され、橋本演じるトラコが母への思いを明かして号泣。視聴者からは涙腺崩壊コメントが多数寄せられた。
このドラマは、「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の大ヒットで知られる脚本家・遊川和彦氏のオリジナル作品。合格率100%を誇る家庭教師・根津寅子が、年齢も抱えている問題も異なる3人の子供とその母親の問題を解決する個別指導式ヒューマンドラマである。
第9話では、生き別れとなっていた母・香苗(片岡礼子)が心臓を悪くして入院中であることを知ったトラコは病室の前まで来るも、入れずにいると75歳の不動産王・野嶋光造(西岡徳馬)と出会い、財産目当てに婚約。教え子の母たちが香苗と縁があることに気がつき、「母に会いにいかないと一生後悔する」と説得する。
「母のもとを訪ねるも、すでに息を引き取った後。看護師から香苗が書いた手紙を渡されるトラコ。その手紙には香苗の謝罪と後悔が綴られ、トラコは教え子の母たちの前で母への思いをぶちまけ、泣きじゃくるのです。このシーンに、ネット上には『トラコ先生の涙がきれい』『憑き物が落ちた感じの演技上手すぎないか?』『橋本愛ちゃんのポテンシャルがハンパないね』など絶賛するコメントが殺到しています」(テレビ誌ライター)
橋本が湯川作品に出演するのは、「同期のサクラ」、「35歳の少女」(ともに日本テレビ系)に続き3作目。全作品を手掛けてきた大平太プロデューサーは、「とてもクールなイメージがありますが、お芝居になると途端にスイッチが入る。そういう俳優さんは多いのですが、その中でも群を抜いている」とコメント。さらに湯川氏も「橋本愛は今、僕達の想像以上のスピードで成長している気がしてなりません」と賛辞を惜しまない。
「第7話では、入院するベッドの上で『私は世界を変えたいの』から始まる“壮大な夢”を語る橋本の7分間に及ぶ熱演ぶりには、度肝を抜かれました。さらに第8話では、トラコは福多(中村蒼)を突き飛ばし馬乗りになり『ふざけんなよ。私は今までずっとあきらめてきたんだよ。私なんて誰も愛してくれないって。全部お前のせいだったのか』と、紅潮した顔を震わせ、怒りをぶつける橋本の姿には鬼気迫るものがありました」(女性誌記者)
“怒りの演技”だけでなく、今話では“涙の演技”でも視聴者を釘付けにした橋本。最終回が、今から待ち遠しい。
(窪田史朗)