2016年に初めて不貞を報じられ、その後、21年1月に京都在住の女性、12月下旬にはアパレル関係の仕事をしている都内在住の女性と3度の不貞が発覚した歌舞伎役者の中村芝翫。
これまで梨園の妻として、また成駒屋の女将として懐の深さを見せていた三田寛子だったが、とうとう別居状態になってしまったと8月29日発売の「週刊ポスト」が報じた。同誌の取材に対し三田は「私も主人もいい大人ですし、本当に主人は主人、私は私で」と回答しつつも、離婚については「予定はない」と答えたという。
この報に世間からは「三田さん心広すぎ」「お子さんも大きいし、もう離婚して自由になってもよいと思います」など、三田を擁護する声と離婚を勧める意見もあった。
幾度となく不貞が発覚しても、三田に離婚の意思がないのはなぜなのだろうか。
「『私は私』という、ちょっと突き放したかのように思えるかもしれませんが、三田にとって芝翫はすでに、夫というより成駒屋の役者の1人というスタンスなんだと思います。三田は成駒屋に嫁ぎ3人の息子に恵まれ、四代目・橋之助、三代目・福之助、四代目・歌之助と立派に歌舞伎役者を育てました。これは、成駒屋だけでなく、梨園にとっても重責を担ってくれていると評価されているんです。今後も成駒屋の女将としての責を果たしていくと思います」(芸能記者)
梨園に嫁ぐということは、長い歴史ある歌舞伎という伝統をも担う覚悟が必要なようだ。