女優・黒島結菜が主演する朝ドラ「ちむどんどん」(NHK)の第119話が9月22日に放送され、ヒロイン・暢子の連日のKYぶりにネット上では怒りのコメントが上がっている。
今回の朝ドラは、沖縄料理に夢をかける暢子(黒島)と支え合う兄妹たちの絆を描いている。今話では、暢子の一家が沖縄に里帰り。宴会が行われる中、妹の歌子(上白石萌歌)のもとを幼馴染の智(前田公輝)が訪れプロポーズ。9月21日の放送では、緊張した面持ちで歌子を見つめる智に暢子が突然詰め寄り、「なんで? うちは智のこと信じてたのに! ゆし豆腐。約束したさぁ! 今日必ず持ってくるって」とまさかのKY発言。これには夫の和彦(宮沢氷魚)が「暢子こっち!」と言って引き離し、姉の良子(川口春奈)も「静かに!」とたしなめ、日頃おとなしい良子の夫・博夫(山田裕貴)も「大人しくしてくれない!」と声を荒げて机を叩く展開に。
暢子の言動に、ネット上では「ぶち壊し」「KYにも程がありすぎ」といった怒りのコメントが殺到。しかし、今回の暢子のKYぶりは、それだけでは収まらなかった。
「22日の放送では、気分も新たに歌子が『娘ジントヨー』をしっとりと歌い上げると、智も『好きなわけよ。歌子を思うとちむどんどんする。オレは歌子と結婚したい。結婚してください』とプロポーズ。涙を流す歌子を智が抱きしめようとすると、またもや暢子が喜びのあまり歌子を抱きしめるのです。『また暢子かよ!』『暢子にチムイライラ』『ヒロインじゃないよ。空気が読めないただの異様なピエロだよ』といったコメントが多数書き込まれています」(テレビ誌ライター)
こうした肝心の場面でKYな言動を繰り返す暢子には、うんざりする視聴者が続出。しかし、KYなのは暢子だけではなかった。
「9月21日に行われたNHK林理恵メディア総局長定例会見で『ちむどんどん』についてコメント。『厳しいご意見があることは承知している』とした上で、『どの番組にもいろいろなご意見が寄せられます。そのご意見のすべてがエールだと思って、ありがたく思っています』と発言したのです。
批判をエールに都合よく変換してしまうというこの言葉に、ネット上には『言葉にならない』『視聴者の気持ちを逆なでするだけ』『話は聞くが参考にしないということ』など、批判が数多く書き込まれています」(芸能ライター)
まもなく最終回。“最も共感できないヒロイン”にだけはなってほしくないものだが。
(窪田史朗)