まだ日本はそんなことしてるの? そう言わんばかりに国内のあるコロナ対策を疑問視したのはタレントの福田萌だ。
福田は、夫でお笑い芸人・オリエンタルラジオの中田敦彦、そして、2人の子供と昨年3月、シンガポールに移住。9月28日に更新したインスタグラムでは、中田の40歳の誕生日に合わせて、日本に帰国中であることを明かしていた。
「家族みんなで夫の好きなディズニーシーに行ってきました」と綴り、東京ディズニーシーで夫婦仲よく並ぶ姿を写真で公開。「40歳の節目 30代は激動でした。40代も、安定や落ち着きとは無縁そうだけど、健康を大切に充実した10年になったらいいなぁと思います! 誕生日おめでとう~」と、常に新しい世界へと飛び込む中田の活動を健康面で支えていく意欲を示した。
しかし、久しぶりの日本での食事中には、気になる点もあったという。福田は9月29日、「日本に来て、マスクはまだそこまで違和感感じないけど、飲食店のアクリル板! これは食事の楽しみや会話を奪うし、あんまり清潔な感じもしないので、やめた方がいいなと思ったな…」とツイートし、会話が聞き取りづらくなってしまう仕切りの存在に苦言を入れた。
シンガポールでは8月29日より室内でのマスク着用を原則として任意にするなど、水際対策も含め、コロナの感染対策を徐々に緩和。一方で、なかなか“ウィズコロナ”のフェーズに進めない日本の現状には海外からは違和感を覚えるのかもしれない。
「飲食店のアクリル板については、声のボリュームが遮断されてしまうだけでなく、板に汚れや飛沫が付着したままになっているケースもあり、福田の指摘に『アクリル板が汚いと、料理が美味しくても残念な気持ちになります』『テーブルの真ん中にあるとすごく邪魔』などと同調する人も少なくありませんでした。
しかし、『食事の楽しみや会話を奪うからやめてほしい』との意見には『そもそも飲食店では会話が盛り上がること自体推奨されてないよ』『楽しいことを優先するためにやめましょうはあまりに短絡的』『国には国の事情、店には店の事情がある』などの指摘や、『余計なこと言わなきゃいいのに』『また海外マウント?』『日本がどうやってようが、すぐ帰るんだから関係なくない?』などと、イラッとしたであろう反応も上がっています」(テレビ誌ライター)
一方で、福田は6月9日に実業家・ひろゆき氏のYouTubeチャンネルに出演した際には、シンガポールにおけるマスク着用義務について「すごく厳しくて」と説明。「街中に監視カメラがあって。違反してる人を写メして国に送ると、スーパーのクーポンがもらえるらしくて」と日本では考えられない実態を明かしていた。
やはり、コロナに対する考え方については、国や文化によって大きく事情が異なり、郷に入れば郷に従うしかないのかもしれない。
(木村慎吾)