お笑い芸人で、元「雨上がり決死隊」の宮迫博之が10月5日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、先輩・明石家さんまの舞台にサプライズで出演したことを報告した。
「吉本興業主催の舞台に出演させていただきました」と題した動画内で、開口一番に「さんまさんの舞台の裏話をしてみよー!」と切り出した宮迫。福島県で10月1日から公演されたさんま座長の舞台「笑輪の笑い~Born ready達~」への出演が叶い、「僕を入れること自体が大変なことだったと思うんです」と尽力してくれた関係者に感謝の思いを伝えた。
福島の観客からの温かい反応についても触れたほか、「舞台終わった後も、さんまさんずっと喋りはんねん」と久しぶりに“お笑い怪獣”のバイタリティを実感。帰りのバス移動中も「1時間ずっと喋ってはるから」「バケモノ」とぶっちゃけていた。
舞台中は何度か「ウルウルっときた」と振り返る宮迫。改めて「さんま師匠、本当にありがとうございました」と頭を下げると、続いて「この舞台に出すことを許可していただいた吉本興業のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました」と、2019年夏以降、“因縁の関係”が続く吉本への感謝の言葉も忘れなかった。
3年前の6月、闇営業騒動にて吉本の幹部と衝突した末、涙のゲリラ会見で激しく上層部を糾弾していた宮迫。メディアの取材に応じた会社のトップである大崎洋会長からは「もう戻ってこんでええ」と告げられたが、さんまが仲介役を務めたことで、ついに吉本主催の舞台に復帰するまでに。
「以前と比べ、明らかに雪解けムードになってきています。ネット上でも『吉本興業さん、どうかもう許してあげてください』『地上波のテレビで再び見られることを切望します』との声が。また、宮迫を見捨てなかったさんまに対しても賛辞が送られ、その思いやりに感動する人が多かったようです」(テレビ誌ライター)
とはいえ、30年以上も相方として連れ添った蛍原徹とのコンビ復活がなければ、なかなか地上波テレビ放送への出演も険しい道のりだろう。
YouTubeチャンネルもネタ切れが囁かれているなか、大先輩からのアシストを機に、いま香川照之ばりの土下座をすれば吉本に戻れるかも?
(木村慎吾)