8月15日放送のフジテレビ月9ドラマ「好きな人がいること」第6話のラストシーンが話題だ。
主要キャスト4人が揃い踏みしたものの、イケメン3兄弟の次男を演じる山崎賢人が画面から消えたのである。第6話にて次男だけが実の兄弟ではなかったと明かされ、ドラマ前半のクライマックスシーンとなったようだ。
中には「賢人クン(が演じる夏向)はどうなっちゃうの!?」とハラハラした視聴者も多かったはずで、第7話の展開が気になるところだ。しかし、フジテレビはそんな視聴者の気持ちを置き去りにしているというのである。テレビ誌のライターが驚いた様子で語る。
「本来なら第7話が放送される8月22日に、フジテレビでは『リオ五輪2016 総集編~夢と感動をありがとう!メダリスト大感謝祭SP~』という特番を放送する予定です。日本人メダリストの出演で視聴率は期待できそうなものの、月9をお休みしてまでこの日に放送する意味が不明ですね」
この特番に向けてフジテレビでは「メダリストと同姓同名さん大募集」という企画を推進中。これが“誰得”なのかは大いに疑問だが、こんな企画を放送してまで月9を1回飛ばしにする意味はあるのだろうか。
「前半の最後に大きなどんでん返しを見せたことで、視聴者の興味を2週間にわたって引っ張り続けられると判断したのかもしれません。しかし、今どきの視聴者は移ろいやすいもの。いざ2週間経ってみたら三兄弟の話題はすっかり忘れ去られているかもしれませんよ」(前出・テレビ誌ライター)
果たして「好きな人がいること」は逆転でメダル級の視聴率をゲットできるのか。それともこのまま表彰台から滑り落ちるのか。フジテレビが「策士策に倒れる」とならないことを祈るばかりだ。
(白根麻子)