年末の風物詩、大晦日に放送される「第73回NHK紅白歌合戦」の司会を大泉洋とともに女優の橋本環奈が務めることが10月10日に明らかになり、ネットでも喜びの声が巻き起こっている。
音楽番組「SONGS」の番組責任者を務め、今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源頼朝役を演じるなどNHKへの貢献度抜群の大泉洋が司会を務めるのは誰もが納得するところだろう。一方の橋本は、これが紅白初出演で初司会となる。
実施本部長の杉山賢治氏は橋本の起用理由について「今年は舞台、映画、テレビなどで大活躍。400万人を超えるツイッターのフォロワーがいらっしゃるなど、最も注目されている若手俳優のお一人」とコメント。どうやら、若い視聴者を獲得するための戦略という側面もあるようだ。
この発表を受けて、橋本自身は「この報せを聞いた時は現実感がなくただただ驚きに包まれました」「お受けしていいのか散々逡巡いたしましたが、番組スタッフに背中を押され、この名誉ある役割を務めさせていただく決心に至りました」とコメントしている。
橋本は、2023年度後期の朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン役の“大本命”としても、注目されている。
「戦後の大スター“ブギの女王”として一世を風靡した笠置シヅ子の生涯を描く『ブギウギ』のヒロイン役は、激しいダンス、明るく天まで届く歌声、コテコテの大阪弁など、これまでの朝ドラヒロインとは異次元の力量が求められます。
ヒロインにはNHKへの貢献度の高い小芝風花、伊藤沙莉、そして今年の大河ドラマで名をあげた堀田真由などのほかに、橋本環奈の名前も取り沙汰されていました。舞台『千と千尋の神隠し』で披露した歌声から『ブギウギ』のヒロインに最適との声が上がる一方で、NHKへの貢献度に難がありました。しかし、紅白の司会を務めることでその問題も払拭され、ヒロインの本命に躍り出たと言えるでしょう」(女性誌記者)
年内には発表される予定のヒロイン役。果たして射止めることができるのか。
(窪田史朗)