仕事に家事に育児にと、目まぐるしい日々を送っていませんか?
こうなるとなかなか取れないのが、しなければならないことから頭を切り離して過ごす“余白の時間”です。忙しい毎日では「少しでも時間があるならやらなくちゃ!」と焦りがちですが、実はTODOリストに入れてでも余白の時間を作ったほうが、心の余裕やパフォーマンスアップにつながりやすくなるんですよ。具体的にみていきましょう。
■新しいアイデアが湧いてくる
“しなければならないこと”から離れて過ごす時間があると、心に余裕が生まれて普段は思いつかないようなアイデアを得ることができたり、普段は手に取らないような本や作品に触れて視野を広げたりすることができます。そこで得た知識やアイデアが、明日からの暮らしを大きくバージョンアップさせてくれることもありますよ。
■優先順位ややりたいことを明確にできる
ものごとから離れてみると、冷静に客観的に考えやすくなります。例えば、いつもならやらねばと思ってやっていることをやらないと決めて過ごしてみると、実は「いま急いでやらなくてもいい」ことだったり、「やらなくても問題ない」ことだったと気付いたりします。逆に、「こんなにやりたかったのか!」と自身のモチベーションに気付けたり、「こっちのほうにチャレンジしてみたい」と新しい可能性に出合えたりすることもあります。
■自分や大切な人に向き合える
忙しくなればなるほど、自分や身近な人とのやりとりが疎かになりがちです。趣味を楽しんだり、何も考えずに心身を休めたり、何気ない会話を楽しんだりすることで、心身の充電や自分のペースの調整がしやすくなり、大切な人にも向き合うことができますよ。
「すべてを終えるために、いまできることを最大限にやる!」と、いつもいっぱいいっぱいの状態では、パフォーマンスが上がりにくくモチベーションも続きにくいもの。なんだか空回りしている気がするときこそ、余白の時間を作ってリセットさせてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)