新ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)が10月20日にスタートする。
同作は、医療現場を渡り歩き従事する優れた資格を持ったフリーランス看護師・那須田歩(岡田将生)と九鬼静(中井貴一)の姿を描いている。
今作で外科医・郡司真都を演じるのは菜々緒。男社会の医療現場でさまざまなハラスメントに遭い、鬱々としているという役どころだ。しかし、那須田と九鬼に出合い、医師としてのプライドを取り戻し、患者ファーストの治療を実現するために立ち上がる。
このキャスティングが発表されると、ネット上では「菜々緒初の医師役。早く見たい!」などの声があがり、放送前から早くも期待が高まっているようだ。
2009年にレースクイーンやモデルを中心に芸能活動をスタートさせた菜々緒は、11年に俳優デビュー。役者として注目されるようになったのは、15年放送のドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)での殺人鬼役だった。
「菜々緒にとって悪女はハマり役でしたが、19年放送の『4分間のマリーゴールド』では、余命少ない心優しい画家。21年放送の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(共にTBS系)では、救命救急医の右腕となるシングルマザーの敏腕看護師役を演じ、高評価を得ました。彼女が悪女から根は優しい人と評されるターニングポイントとなったのは、『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)の再現ドラマ『エリカシリーズ』ではないでしょうか。エリカは初期こそ単なる悪女でしたが、16年頃から真の悪役を言動で攻撃して追い詰め、最後には一喝して成敗するというキャラになりました。これが、悪女イメージ払拭につながったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
菜々緒がどんな外科医を演じるのか、楽しみだ。