芥川賞作家である又吉直樹ばかりが取り沙汰される機会が多くなったお笑いコンビのピース。ところが“又吉じゃないほう”の綾部祐二も、9月28日からオンエアの昼ドラ「別れたら好きな人」(フジテレビ系)で初主演という快挙を成し遂げた。
「綾部は8月6日オンエアの『37.5度の涙』(TBS系)でも父親役でゲスト出演したばかり。12年にドラマ初出演した「毒〈ポイズン〉」(日本テレビ系)で見せた演技力の高さは健在で、相変わらず『芸人より俳優のほうが向いているでは』と思ったほどです」(民放プロデューサー)
自分のセリフがない時に演技ができなくなる、というのが演技経験の少ない素人が陥りやすいパターンなのだそうだが、綾部の場合はそれも簡単にクリア。
「まるで熟練俳優のように、自分のセリフがない時でも自然に演技ができていますよ。しかもそれが巧い。昼ドラは彼が好きだと公言している、いわゆる熟年女性がメインの視聴者ですから、彼は自分に何を求められているのか、きっとわかって演技ができるんじゃないでしょうか」(テレビドラマプロデューサー)
2人そろって活躍の場を広げているピース。本業が芸人であることも、お忘れなく。