沢口靖子主演ドラマ「科捜研の女2022」(テレビ朝日系)の新シリーズが10月18日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は11.9%を記録した。
主人公・榊マリコ(沢口)の口癖「科学は嘘をつかない」という信念のもと、今シリーズは単に事件の真相を解明するだけでなく、罪を犯す人の愚かさ、未熟さ、弱さ、その心の闇をも科学で解明していくという。
一時は打ち切りの噂も出たからか、番組放送前からネット上には「おかえりなさい」「科捜研の女が帰って来た!」などの喜びの声が飛び交った。
しかし、視聴し終わった感想としては、事件を回想しつつ榊が研究所内を歩くシーンに対して「なんか『ガリレオ』(フジテレビ系)で湯川先生が閃いた瞬間みたいな演出だな」「ガリレオの湯川先生みたいな解説だね」「謎解きの回想シーン要らない!」など、これまでとは違う演出に不満があったようだ。
「『科捜研~』の魅力は何といっても、色褪せないことだと思います。犯罪手口は年々巧妙になり、それを暴くため科学も常に進歩しているから、ドラマのネタも新鮮に映るのだと思います。今回は、人体自然発火と思える事件発生から、検証が延々と続き、真相と犯人が解明されるまでダラダラした感が否めなかったのが残念でした。来週からは1時間枠に戻るので、スピード感のあるいつもの『科捜研~』になるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
今作から物理担当が橋口呂太(渡部秀)から君嶋直樹(小池徹平)に代わった以外、キャストは継続。榊の頼もしい相棒・京都府警捜査一課の土門薫(内藤剛志)との淡い恋の行方も気になるところだ。