「見事に痛風になりまして」
10月17日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、そう打ち明けたのは大柄な体型がトレードマークのタレント、マツコ・デラックスである。
マツコは、番組恒例「一緒にやっつけ晩ごはん!」のコーナーで「納豆汁」を調理する前、「すいません」と切り出し、「あたくしですね、1日6パック納豆食べてたんですけど、あの、見事に痛風になりまして」と報告した。
スタジオに驚きの反応が飛び交う中、「納豆を愛する者として、誤解のないように。1日1パックとかなら何の影響もないんですよ。あたしが異常なんです、ええ。大好き過ぎて、1日6パック食べてたら‥‥」と説明するマツコ。「納豆がさ、痛風に悪いなんてイメージなかったじゃん。だから、それだけ栄養価が高いってことなのよね」と納豆をフォローし、さすがにこの日は納豆汁ではなく、ひとりだけ「普通のお味噌汁」を作って食べることに。
その後も「1日1パックなら何の問題もないですからね。納豆は健康にいいんですよ、皆さん!」と改めて強調。ほかの共演者が納豆汁を楽しむ中、ノーマルな味噌汁しか飲めない現状に「やだ‥‥納豆食べたい」「美味しそうだね、納豆」などとボヤきが止まらなかった。
芸能界では、マツコ以外にタレントのベッキーも無類の納豆好きで知られ、9月19日のツイートで大量の納豆を買い込む様子を公開。写真から確認できるだけでも3パック1組のものが12組あり、「これだけ買っても1週間もたない」とのことで、家族で1日5パックは消費している計算になる。
さらに、女優の上戸彩に至っては、過去に1日9パックもの納豆を食べていることを明かしたことも。しかし、どちらもスリムな体型で、痛風になったとの情報はなく、マツコについても「本当に納豆が原因?」と勘繰る声が出ている。
「マツコは肉類をあまり好んで食べることはなく、かねてより自身のふくよかなカラダを作り上げたのは米や麺、パン類などの炭水化物だと説明。中でも、北海道米のCMキャラクターを任されるほどの米好きで、『1食で3合』もの米を食べていたこともあったようです。痛風の原因については『白米の食べ過ぎなような気もする』『確実に納豆が理由じゃないと思う』『もはや納豆がどうとかいう問題以前の体型だからなぁ』などの声が集まりました」(テレビ誌ライター)
痛風の原因とされるプリン体は、1日あたりの目安の摂取量が400mg以下となっている。納豆は1パックにつき50mgほど含まれており、6パックでプリン体は300mgになる。当然、白米にも100gあたり25mgほどの含有量があり、マツコは納豆などを含めたトータルの食事量で目安の摂取量を超えてしまったと考えるのが自然だろう。
何事も程々に食べるのが賢明ということのようだ。
(木村慎吾)