元欅坂46で女優の今泉佑唯が10月26日、自身のブログ、インスタグラムを更新。芸能界からの引退を明らかにした。
この日、今泉は「皆様へ」と題したブログをアップ。「数カ月前から週刊誌の方だと思われる車が 自宅前に停まっていたり、車や徒歩でついてこられたりすることが多く、気の抜けない毎日がストレスになり突発性難聴を患いました」と9月に公表した突発性難聴の原因を明らかにした。
ほかにも、通っている産婦人科の前で記者と思われる男性が張り込んでいたり、尾行されたりしたことや自身の子供にモザイクをかけて写真を掲載されたことなどを明らかにして、「デリケートなことを知らない人に執着されることは本当に恐ろしく、普通に生活しているだけなのにどうしてこんな生きづらいのだろうと、日々神経がすり減る思いです」「大切な子どもを盗み撮りされ、世に晒されて、モザイクをかけている状態とはいえ、子どものプライバシーが守られているとは全く思いません」と訴えた。
日々、恐怖を感じていたという今泉は、「表に立つお仕事をしている以上、こういうことにも耐えなくてはいけないと思っていましたが、この先もこんな日々が続くのかと思うと私は心身共に耐えられません」「そして、子どもを守っていくためにこれ以上家族を巻き込まないためには自分がこの世界にいてはいけないと思い、お仕事を辞める決心がつきました」と芸能界の引退を宣言。「一人の女性として、一人の人間として、これからは心穏やかに幸せな道を歩みたいです」と締めくくった。
「近年は芸能人のプライバシー保護、とりわけ家族について芸能人たちから問題提起されることが増えています。シンガー・ソングライターで俳優の福山雅治は昨年7月、子供の写真を写真週刊誌に撮られ、モザイクをかけて掲載されたことについて自身のラジオ番組にて7分半に渡って静かな口調で批判。それを受けて、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志もレギュラー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、SNSを使って、記者やカメラマンの顔写真、名前をさらしていいと語り『子供を守るのは親の義務なんで』『対抗していく必要がある』と主張しました」(芸能記者)
アイドルから女優に転身し、これからが楽しみだっただけに、ファンならずとも残念だ。
(柏原廉)