川口春奈の主演ドラマ「silent」(フジテレビ系)の第3話が10月20日に放送され、世帯平均視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことがわかった。
初回6.4%でスタート。第2話6.9%とアップして、右肩上がりをキープ。2ケタゲットを期待された10月27日の第4話放送は
日本シリーズ中継のために90分繰り下げられたため、5.2%にダウン。だが、初回からTVer・FOD・GYAO!などの見逃し配信が絶好調。特にTVerでは大盛り上がりで、フジテレビ歴代最高記録再生数となり、2話目で累計1000万再生を突破した。お気に入り登録者数も191万人(10月31日現在)となり、200万人突破も夢ではない勢いを見せている。
TVerでは11月3日(第5話)放送直前まで1~4話を期間限定で一挙配信するとともに、8年前のエピソードを独占配信するなどバックアップに余念がない。「ドラマ満足度調査」(オリコン調べ、10月11~17日放送対象)でも、同ドラマは初の首位を獲得するなど、人気も注目度も爆上がり状態となっている。
川口にとってフジテレビ連続ドラマでの初主演作で、かつて本気で愛した恋人との突然の別れと8年ぶりに再会したことで起きる心模様を描く純愛ストーリー。原作なしのオリジナル脚本で、全編“当て書き”によって書き上げられた。また、音楽では、Official髭男dismの書き下ろし主題歌を採用。ネットでは久々に泣ける恋愛ドラマとして高評価を受けている。
「川口は9年前の主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)で平均視聴率3.8%を記録。3%までダウンし、放送は8話で打ち切られ、以来、長らく『低視聴率女優』と呼ばれることになり、川口の黒歴史となりました。裏番組が米倉涼子の大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)という不運。そのうえ散々やり尽くされてきた入れ替わりものと新鮮味のない内容で、評価も低かった。そのため川口はネット恐怖症になるほどのダメージを受けたようです」(テレビ誌記者)
今回は強力な裏番組もなく、相手役は今を時めくジャニーズの人気者Snow Man・目黒蓮。もはや数字を取れない理由がない。
「若年発症型両側性感音難聴」を突然発症し、聴力を失った元カレ(目黒)と今カレ(鈴鹿央士)との間で揺れ動く川口のいじらしいこと。難病もの、悲恋の三角関係と涙腺を緩ませるポイントがてんこ盛り。ドラマのクライマックスは1年で最大のイベントであるクリスマスの頃。このままいけば、記憶にも記録にも残るドラマに大化けしそうです」(芸能ライター)
フジテレビ歴代最高記録再生数を達成した際、「“こんなにも多くの方が見てくれているんだ”っていうのが何よりうれしいですし、演じるうえでモチベーションにもなっています」というコメントを寄せた川口。「低視聴率女優」とはもうおさらばだ。
(塩勢知央)