「冬は運動が億劫になってどうしても太ってしまう……」という場合は、日々の食事を工夫して、しっかり食べながら太りにくい体をつくりましょう。冷えに負けない代謝のよい状態をキープすることで、運動意欲も高まりやすくなりますよ。そこで、手軽にコンビニでも手に入る代謝アップ食品を3つ紹介していきましょう。
■おでん
野菜や低カロリー食材、たんぱく質が豊富な食材を温かい状態で取り入れることができる「おでん」は、冷えの予防・改善や代謝アップの強い味方です。低カロリーに満足感を高めるには大根や昆布、しらたき、こんにゃくが、たんぱく質をしっかり摂取するには卵や焼き豆腐、厚揚げ、牛すじ、つみれ、ロールキャベツがオススメです。ちくわぶなどの練り物や餅巾着などは、炭水化物が多く含まれているのでたくさん選ぶとカロリーオーバーになりがちですから、1~2個に抑えましょう。全部で300kcalを目安に選ぶと、おかずとしてぴったりです。
■玄米や雑穀米おにぎり・全粒粉パン
主食は炭水化物だけでなく、代謝を高める食物繊維やビタミン・ミネラル類が豊富な「玄米おにぎり」や「雑穀米おにぎり」、「全粒粉パン」などを選ぶとよいでしょう。よく噛んで食べることで、満足度も高まりますよ。食事を短時間で済ませたいためにおかずをしっかり食べられないという場合は、卵や野菜のサンドイッチを選びましょう。全粒粉パンのサンドイッチがない場合は、できるだけ具沢山のサンドイッチを選ぶことで、栄養バランスを整えやすくなります。
■具沢山の味噌汁・豚汁
温かい汁物は体を温めるだけでなく、食事の満足感を高めるのにうってつけ。味噌や食物繊維が豊富な野菜、海藻類、きのこ類は、腸内環境を整えて代謝を高める働きがあります。そのため、具沢山の「味噌汁」や「豚汁」がよいでしょう。ただし、飲み過ぎると塩分過多につながるため、1食につき1杯に留めてゆっくり味わっていただきましょう。
太りたくないからと食事量を減らし過ぎると、エネルギーが湧かず冷えやすくなってしまいます。体を温めて代謝をよくし、しっかりエネルギーを消費できるよう、日々の食事から整えて寒い時期を乗り切りましょう。
(Nao Kiyota)