2023年5月をもって平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が脱退することが決まったKing & Prince。メンバー間で活動方針にズレが生じたことが要因の一つだというが、巷では、ファンクラブ会員向け動画における神宮寺の退所コメントに対し、様々な意見が集まっている。
3人はいずれも、King & Princeを海外で活躍できるグループにしたかったという願望を口にし、それは故・ジャニー喜多川さんと交わしていた約束であることも強調。しかし、神宮寺はそれ以外に「自分勝手な考えではあるのですが、メンバーがこの先1人でも退所するという話が出た時に、自分も退所させていただくということを、自分の中で決めていました」と説明しており、これが一部で物議を醸すことに。
「そんな気持ちでキンプリやってたのかよ」「誤解を招く表現」「応援してるファンをなんだと思ってるの」などの声が集まる中、KAT-TUNの一員として何度も分裂を繰り返してきた先輩が迅速なフォローを見せた。
11月6日生放送の「シューイチ」(日本テレビ系)に出演した中丸雄一は、キンプリが永瀬廉と高橋海人の2人になってしまうことを「めちゃくちゃ悲しいです」とコメント。また、「一つ、フォローしておくと、神宮寺が、誰かが抜けたら辞めるつもりだったみたいなことをおっしゃっていたと思うんですけど、もしかしたら、応援してくれるファンの人からすると、“どういう気持ちで今まで活動してきたの?”ってとってしまう人もいるかもしれないんですけど、そうじゃなくて真逆だと思うんです。すでに1人抜けてるんです、キンプリって。その時、神宮寺もほかの皆も非常に悲しい思いをしたと思うんです。そんな思いをもうしたくないし、5人で最後までやり切る覚悟が彼にあったと思うんです。それの表れなんです。そのつもりでキンプリに向き合っていた」と述べ、神宮寺の説明の裏にある本当の気持ちを推測した。
「神宮寺は21年3月にキンプリを脱退した岩橋玄樹と特に仲がよく、これ以上メンバーが減るような事態を避けたかったとの思いがあのようなコメントにつながったのでしょう。中丸自身も6人でデビューしたKAT-TUNがわずか3人になってしまう経験があり、メンバーが減ることの辛さを誰よりも肌で感じてきたはずです。ファンからは、神宮寺への非難が向かないように丁寧にその思いを代弁した中丸に対し、『この言葉は心に響きます』『いい先輩すぎて泣ける』『ありがとう中丸くん』『この言葉で救われました』などと感謝する反応も見られました」(テレビ誌ライター)
慎重に表現を選びつつ、後輩たちの意思を尊重してみせた中丸。キンプリのよき理解者といえるかもしれない。
(木村慎吾)