吉沢亮主演ドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)の第5話が11月7日に放送され、世帯平均視聴率は7.5%。同ドラマ最低視聴率に並ぶ低さだった。
網走総合病院で救命医として勤務していた志子田武四郎(吉沢)の幼馴染で親友の矢野悠太(高杉真宙)が、過酷な作業環境に疲弊し、札幌のホテルで睡眠薬の過剰摂取による自死を図った。意識不明の状態で志子田が勤務する丘珠病院の救急救命に搬送され、ICUで治療を受ける。昏睡状態が続いていたが、意識を回復する。
この展開に視聴者からは「友人の自死未遂‥‥こんな陳腐で安っぽい設定・演出いる?」「苦しくて苦しくて、どうしようもなくて、楽になりたいと、薬を飲んでしまった友人に『見損なった。最っ低だ!』と怒り狂うなんて意味がわからない。医師として以前に、人としてどうかというレベル」「新人医師の成長を描きたいのだろうが、毎回あまりにも志子田先生を馬鹿に描きすぎ」など、不満があるようだ。
「今作は、同局の人気ドラマ『監察医 朝顔』の制作陣が製作とのことで、放送前から期待されていました。しかし、第1話の現場となった美瑛町から『医療過疎、住みにくいという誤った印象を与えかねず、現実と乖離している』とのクレームがありました。これは、ドラマとはいえ実在する町名を出しているわけですから、取材不足や配慮不足は否めません」(芸能ライター)
医療モノに定評のある同局のドラマだが、今作はいろいろな点で作り込みが甘かったということだろうか。