11月8日の「科捜研の女 2022」(テレビ朝日系)に意味深なシーンがあったとして、一部ファンが騒然となっている。番組から視聴者に向けたメッセージではないかとの声もあるほどなのである。
注目されたのは容疑者の女性の家を家宅捜索する場面。蒲原刑事(石井一彰)が農家の女性に話を聞いていると、電気機関車の警笛が鳴り背後を貨物列車が通過していくのだ。わずかこれだけのシーンがなぜそれほど注目なのか。
「列車が通過したり緊急車両が近くを走ったりして、撮影中にドラマと関係ない音がしてしまうことはよくあります。その場合は撮影を止めるのが普通ですが、今回の『科捜研の女』では撮影を続行しています。警笛や通過音が入っているにもかかわらず、そのまま放送しました。本来ならカットされる要素が入ったことで、『何らかのメッセージなのではないか』という声が上がりました」(テレビ誌記者)
貨物列車と「科捜研の女」につながりはないが、沢口靖子となら関係性は生まれてくる。沢口主演のドラマ「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官」だ。同ドラマは沢口が演じる鉄道捜査官の花村乃里子が、鉄道に関するさまざまな事件を解決する人気作。すでに19作が放送されている。
そんな鉄道捜査官のファンには、新作がなかなか作られないことに不満があると伝えられている。これまで年に1作のペースで放送されてきたが、18年に第18作が作られてから次の第19作まで3年以上もの時間が開いた。第19作の放送は昨年8月。すでに1年以上が経過している。
「ファンの一部は『鉄道捜査官』がなかなか放送されない理由を、沢口が『科捜研の女』で忙しいからではないかと考えており、科捜研を苦々しく思っている人もいるのだとか。そんな人たちに『大丈夫。鉄道捜査官を忘れていませんよ。近く放送しますよ』と伝えるために、今回の貨物列車のシーンを入れたのではないかというんです」(前出・テレビ誌記者)
突拍子もない憶測に思えるが、それだけ鉄道捜査官の新作を望んでいるということなのかもしれない。テレビ朝日と沢口靖子はその期待に応えてくれるのだろうか。