年内いっぱいで解散が決定したSMAP。8月21日までに自身のラジオ番組で各メンバーが謝罪するなど、着々に終焉に向かって動き始めている。
ファンたちがヒット曲「世界に一つだけの花」など購買活動を続け、悲しみにくれる一方で、解散余波でホッと胸をなで下したのは、サッカーファンだった。スポーツ紙の記者はこう話す。
「9月から始まるサッカーW杯アジア最終予選を前に、香取慎吾がテレ朝のサッカー日本代表応援団長を辞退することが発表されました。テレ朝は継続を打診していたのですが、解散騒動で迷惑をかける可能性があるため、ジャニーズ側が辞退を選択したのです」
香取といえば、2005年からテレビ朝日サッカー応援団長に就任。生観戦した日本戦は10勝5分けの不敗神話を継続中だった。そんな縁起の良い団長の辞退にもかかわらず、サッカーファンから惜しむ声は聞こえてこない。それどころか話題にもなっていないのである。
「そもそも就任時から、サッカー好きのイメージがないのに、なぜ応援団長に抜擢されたのか、サポーターから疑問の声が上がっていました。試合会場のスタジアムで香取の姿を見かけても、サポーターの反応はぜんぜん。不敗神話もテレ朝が無理やり話題を作り出しただけで、『香取じゃなくて、選手が頑張っているだけ』としらけた様子でしたね」(前出・スポーツ紙記者)
W杯アジア最終予選で応援団長が抜けた影響は、選手たちにはないだろう。