いま、10代の子どもたちの間で「脱毛」のニーズが高まっているのをご存知ですか?
そう聞いて、「うちの子もムダ毛を気にしていたから、脱毛したいと思っているかも……」と思ったママもいるかもしれません。「10代で脱毛なんて必要なの?」と不思議に思うかもしれませんが、実は10代の子どもたちには切実な悩みがあるようなんです。
10代の脱毛の実態について、業界でも先んじて小学生向けの脱毛プランを開始した医療脱毛クリニック『フレイアクリニック』に勤務する細野看護師に伺いました。
■それぞれの年代でのムダ毛の悩みとは?
細野さんは、同クリニックで小中高生たちの脱毛施術を行った経験があるそうですが、それぞれの年代が抱えるムダ毛に関する悩みを次のように話します。
「小学生は第二次性徴の時期であり、細かった毛が硬く太い毛質に移行する時期に当たるため、体毛が気になることが多いのだと思われます。成長には差があるため、周りの子が細い毛であるにも関わらず自分の毛が濃いと感じると、どうしても悩んでしまうようです」
「中学生になると、部活動をきっかけに自己処理を開始することが増えるため、カミソリ負けによる肌トラブルや剃った後のチクチク感が気になり、脱毛を意識される方が多いです」
「高校生になると、とくに女の子は美に対する意識が高くなるので、メイクのときに鏡を見る回数が多くなることで、毛が気になることは多いようですね」
■小学生脱毛の実際とは?
小学生が脱毛するとなれば、親もドキドキしちゃいますよね。実際、どのように行われているのでしょうか。
「半袖を着るときや短パンを履くときにムダ毛が気になって脱毛を希望されました。初めての美容施術で、初回は緊張しているのが伝わりました。少しでも安心して施術を受けていただけるよう、お話しをしながら施術したのを覚えています」
「後日、お母様より『自宅に帰ってから、肌がツルツルになった!全然痛くなかった!と娘が喜んでいました。小学生を脱毛させることに不安もありましたが、安心して施術をお願いできています』とのお声をいただきました。10代のお子様は肌の出す機会も多く、毛に対する悩みも多い傾向にありますが、その保護者の方も同様に悩まれている方が多いのだと実感しました」
■我が子が脱毛したいと言い出したら……
もし、我が子が脱毛したいと言い出したら、親としてはどのように対応すべきか不安になりますよね。細野さんに意見をいただきました。
「毛の悩みは、お母様世代も同じ悩みを抱えていた時期があるかと思いますので、『お母さんもそうだったよ』などと、お子様の悩みに対して寄り添うような声かけをすると気持ちが楽になるかもしれません」
「医療脱毛、エステ脱毛、家庭用脱毛機、自己処理グッズなど選択肢がたくさんある中で、まずは自己処理グッズを試すのが一般的かと思います。お肌の敏感な年代であるため、皮膚への負担が優しい電動シェーバーの利用がオススメです。肌を傷つけてしまったり、色素沈着として残ってしまったりすることもありますので、お子様の肌状態を良好に保つために、適切に使用するようサポートしてあげてください」
「また、自己処理のしづらい場所であったり、自己処理が頻回にあったりするようでしたら、プロにお任せするのがよいかと思います。とくに、医療脱毛であれば施術するのは看護師であり、医師も常駐しており、万が一のトラブルにも対応ができます」
まだまだ珍しい10代の脱毛。でも、今後は彼女たちの悩みがきちんと受け入れられるようになり、脱毛が当たり前の時代が来るかもしれません。ぜひ、そんなときの参考にしてくださいね。