アイドルグループ・なにわ男子のメジャーデビュー1周年を記念したYouTube生配信中に一部ファンが配信場所を特定。ネット上で物議を醸していたことをニュースサイト「リアルライブ」が11月14日に報じた。
同記事によると、なにわ男子は11月12日に公式YouTubeチャンネルで生配信を敢行。内容はメンバーたちが横浜アリーナの見える場所からオープンバスに乗り込み、羽田空港が見える場所へ向かい、そこでステージパフォーマンスを行うという企画だったという。
しかし、配信冒頭でメンバーが横浜アリーナ近くにいることを明かしてしまい、窓から見える景色などで一部ファンがバスの位置を特定。動画からは信号でバスが止まるたびに歓声が聞こえ、当初はメンバーも「ありがたい」などと言って、手を振って応えていたという。
しかし、歓声は次第にエスカレート。奇声やメンバーの名前を呼ぶ声に変化し、メンバーも不安やあきれ顔を見せるように。さらに走行中のバスに近づこうとしたファンもいたようで、メンバーが「危ない、危ない!」と注意する場面もあったという。
この配信に対して、暴走するファンだけでなく、それを予防できなかったことにも批判が集中。アーカイブも非公開となってしまったという。
同記事に対してネット上では、《特定できるような情報出したらそりゃこうなるでしょ》《ジャニオタの特定力は凄いよね(褒めてない)》《場所明かしたのがマズかったね。次は事務所の空き部屋とかがいいのでは》《女性アイドルでもこういうのなかったっけ?》などの声が上がった。
「今やアイドルと生配信は切っても切れない関係にあります。自宅から生配信するアイドルも多く、ごく稀にですが住所を特定したファンが部屋の外で叫び声を上げたり、チャイムを鳴らしたりといったことも起きています。なぜそのようなことをするかというと、生配信中のアイドルが反応すれば、自宅が確定できる可能性があるからです。
実際に16年6月、NGT48の中井りかはSHOWROOMでの生配信中に外で男性の叫び声がしたため、直後に怯えながら配信を中断しています。中井が当時住んでいたのは、NGTメンバーの寮になっているマンションだったそうですから、ファンが何らかの方法でマンションを特定したと考えられます」(芸能記者)
住所特定の方法も、部屋の間取りやカーテンの柄、窓からの風景などさまざまだが、中にはSNSに投稿した自撮り写真から瞳に映った風景で居場所を突き止められ、住居侵入・強制わいせつ致傷事件となった例もある。事件や事故のきっかけになりかねないので、アイドルは配信場所が特定されるような言動は厳に慎むべきだと言えそうだ。
(柏原廉)