ジャニーズグループには必ず1人、“おしゃれ番長”がいる。ジャニーズWESTの場合は中間淳太だ。台湾人の父の影響で、小学4年生から中学生までを台湾で過ごし、裕福に育った。庶民的な生活をした経験がほぼなく、台湾から帰国後に関西ジャニーズJr.として活動してから、初めて一般的な生活に触れ合うようになった。
当時から、高級にして良質な素材の衣服を着用していることで有名だった。子どもらしからぬ洋服ではあったが、デビューして後輩が増えてからは重宝された。ジャニーズでは、先輩が不要になったファッションアイテムをタダで後輩に譲るのが慣例。中間も段ボールいっぱいのお下がりをあげた。そのどれもが高級品。ジュニアたちは群がって、決まってじゃんけんで争奪戦になった。
「しかし、中間さんの私服は派手なカラーが多く、型も奇抜。いわゆるコレクションラインと呼ばれるもので、ファッションショーでランウェイを歩くようなデザインを商品化したものが多い。普段着アイテムにふさわしくないものがほとんどなので、後輩たちに譲る時は、『いらなくなったら売って』と言ってあげているそうです」(ファッション誌編集者)
これまで、なにわ男子やAぇ! Group、Lil かんさいなどが“中間祭”で服をゲット。自分のおこづかいでは到底買えない逸品を手にしてきた。しかし、着用率はきわめて低く、本人の許可を得ているため実際に売りに出してきたという。
中間といえば、関西Jr.発のインテリ路線の第一人者。日本語と英語、中国語も話せるトリリンガルを生かして、「観光英語検定」の2級を取得している。関西学院大学卒の高学歴を生かして、「よんチャンTV」(毎日放送)と「教えて!NEWSライブ正義のミカタ」(朝日放送)では、コメンテーターとして活躍。「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)では、抜群のロケ力を発揮しているため、憧れる後輩は多い。
「しかし、自分から後輩を食事に誘わない性格。7人組のジャニーズWESTで唯一、『メシに連れて行ってもらってない』と言う後輩が多いです。面倒見のいい桐山照史と真逆です」(アイドル誌ライター)
自分のセンスやペースを崩さないため、近寄りがたいと思われがち。そのうえで、カラフルすぎるファッションセンス。それでも、本人は「メシ連れてってくださいよ~」と言われるのを待っているのだとか。
(北村ともこ)