街を歩いていると、そこかしこで見かける防犯カメラ。いまではその性能がどんどん上がっていて進化しているのをご存知ですか？
スタートアップ・アジラ社の施設向けAI警備システム『アジラ』は、防犯カメラに映る人の行動をAIが認識し、通常とは異なる行動を検知した際に即時通知するもの。これは、「行動認識AI」と呼ばれる技術で、ケンカや転倒、ふらつき、侵入、長時間滞留などの異常行動を自動でAIが検知します。加えて、AIが自律学習することで、その場所に特有の異常な行動も検知できるようになるのだとか。
今後、このアジラ社のAI警備システムを利用した防犯カメラのある付近では、安心して歩けそうですね。すでに、丸の内の新丸ビル、新木場の複合商業施設である深川ギャザリア、関西最大級の大型ショッピングモールである阪急西宮ガーデンズなどでの導入が始まっているそうです。
また、今後はさらなる機能追加も期待されています。例えば、感染症対策としての“密”の検知、雑踏事故の予防、迷子の捜索機能などです。あらゆるシーンでAIが見守ってくれる日は近付いているようですね。
他にも、防犯カメラに備わる注目の機能は多くあります。事件が起きたときなどには、防犯カメラの映像が手がかりになって犯人がつかまるというのはよくありますよね。防犯カメラに顔認証機能が付いていると、犯人探しがさらに効率化するといわれています。グローリー社によるシステムでは、スーパーマーケットで過去に万引きや迷惑行為をした人物の画像を登録しておくことで、その人物が来店したときに通知が届くという仕組みがあるのだとか。
どんどん進化している防犯カメラ。犯罪や危険な行動はいつの時代も絶えませんが、技術革新によって今後はより一層安心できる仕組みが整っていけばいいですね。
