年内での解散を発表したSMAPに対し、“何がSMAPを解散に追い込んだのか?”という議論が世間を騒がせているなか、フジテレビの「直撃LIVE グッディ!」が、木村拓哉の“メンバー愛”特集を放送した。
番組では2001年8月に不祥事を起こした稲垣吾郎が02年1月に仕事復帰し、「SHAKE」をメンバーそろって歌唱した際に、歌詞の一部を「5人が揃えば、何が起こったってクヨクヨしない」に変えて歌ったエピソードを紹介。また、視聴者からツイッターで意見を集い「(木村は)礼儀正しいし立派だと思う」「キムタクだけが悪いって風潮、間違っていると感じた」などの“擁護意見”のみを紹介し、いまや「国民的裏切り者」となった木村に手を差し伸べるかのような番組構成に終止したのだった。
だが、これに対しネット民からは「昨日のグッディ!はほんと酷かった。ツイッターには、いかにも“木村が素晴らしい”って書き込みで溢れてるって言いたげだった」との書き込みのほか、「ジャニーズの回し者!」「こんなことやってるから視聴者にソッポを向かれるんだ」といった趣旨の批判が相次いだのだ。
「フジテレビが木村を擁護するのは『HERO』をはじめとした多くのヒットドラマがあるからです。木村のイメージがこれ以上悪くなっては、制作費を掛けずに広告収入を稼げる再放送にも影響しますからね。しかし今、フジが木村を守ろうとするのは逆効果。フジも木村も共にイメージが悪くなる一方なのに、なぜそれがわからないのか‥‥」(芸能記者)
「空気が読めない」と批判を受け続けて久しいフジテレビ。ジャニーズにとっては“いらぬお世話”となったようである。