放送中のドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ系)で男社会の漁師と漁協の意識改革を後押しする農林水産省の職員・溝口静をクールに演じている松本若菜。今年4月期のドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で“松本劇場”と呼ばれるほど表情豊かに土屋太鳳演じるヒロインの佐都をいじめる義姉・美保子を好演。38歳にして遅咲きの大ブレイクとなった。
「ファーストペンギン!」で演じる静と「やんごとなき一族」で演じた美保子を比べるだけでも、幅広い演技力を持ち合わせていることがよくわかるが、2007年放送の「仮面ライダー電王」(テレビ朝日系)でデビューしてからの10年間は、まさに“冬の時代”。2017年まではバイトをしながら女優の仕事をしていたという。
2017年と言えば、松本は綾野剛主演ドラマ「コウノドリ」第2シーズンに鴻鳥サクラ(綾野)と四宮春樹(星野源)の後輩のシングルマザー・倉橋恵美としてレギュラー出演。第9話では10年前に“ヘビメタ研修医”だったカーリーヘアに尖ったムードの倉橋として登場。今となっては貴重なシーンだったと言えるだろう。
「11月28日放送の『情熱大陸』(TBS系)に出演した松本は、友達から『顔がうるさい』とよく言われると愚痴るように言っていましたが、ネット上には『きれいの塊のような顔立ちなのに』『今度生まれてきたら松本若菜の顔に生まれたい』『どこから見ても美人なのに気さくで大好き』『どうして今まで注目されていなかったのか不思議なほど麗しくて演技も上手』など、松本の魅力にメロメロな声が相次いでいます」(女性誌記者)
来年1月21日スタートの知られざる江戸川乱歩の誕生秘話を描く濱田岳主演ドラマ「ロマンス探偵」(NHK)では、秘密倶楽部「赤の部屋」の妖艶な女主人・蓬蘭美摩子(ほうらん・みまこ)を演じる松本。その美貌と演技力に期待しかない。