タレントのマツコ・デラックスが12月12日、「5時に夢中!」(TOKYO MX)に月曜コメンテーターとして生出演。東京の終電時間について私見を述べた。
番組では「大みそかの終夜運転、本当に不要?」という話題でトークを展開。マツコはコロナ禍であることや鉄道会社にかかる負担などにも理解を示しつつ「東京って規模の割に、終電が早いと思う。ニューヨークなんて24時間地下鉄動いているもん」と発言。さらに上野発のJR高崎線の終電が繰り上がって23時46分になったことについても0時を過ぎても電車がないと安心して飲めないと訴えつつ、「(終電が早いと)元気なくなってきてるじゃない、経済も」と景気の悪化を懸念していた。
ネットではマツコの意見に対して、《平日本当に早まった。たまに困る》《田舎はもっと早いから都内とか行くと帰り困る》など納得の声もあったが、《酒好きにとってはそうかも。でも治安を考えると今のままがいいかな》《いや、もっと早くていいよ。早く帰るのがいちばん》《タクシーあるじゃん》など現状に納得している声も多かった。
「終電時間の繰り上げは少子高齢化による労働者不足や働き方改革などさまざまな要因が考えられますが、近年の直接的な理由はコロナ禍でしょう。テレワークの推奨や自粛などが叫ばれ、利用客が減少。21年の春に首都圏のほとんどの路線で30分ほど終電が早まりました。逆にバブル期の1991年には各社が終電時間を大幅に延長。そのままニューヨークのように24時間運転への発展も期待されましたが、直後にバブルが崩壊したため翌年には深夜運行の利用者が激減。終夜運転待望論も姿を消してしまいました」(週刊誌記者)
マツコが望むような終電延長、ましてや終夜運転はコロナ禍が去り、バブル期並みの景気が戻らないと難しそうだ。
(柏原廉)