世界はもちろん、日本のいろんな地域のご当地アイテムを取り入れた食材やお菓子を売っているカルディ。ふと目の前に、カルディオリジナルの「OKAKI Iburi-Gakko」を発見。いぶりがっこ味のおかきです。
ちょっと前にいぶりがっこのタルタルソースが話題になっていたなぁ~と思い、どれだけいぶりがっこ感があるのか気になってタルタルソースとともに購入。
ちなみにいぶりがっことは、秋田の誇るスモークドたくあん。「いぶり」が燻すで「がっこ」は漬物のことです。なので大根以外のスモークされた野菜もいぶりがっこ。でも一般的には大根がメジャーかも。
まずはおかきから試食です。食べてみると、ん?おかきに醤油だけではない、何かプラスされている味はするけれど、チーズ? なんかまろやかな味になっているおかき。でもスモーク感は感じない。袋の裏を見ると、いぶりがっこシーズニングが原材料に書かれていることから、いぶりがっこの粉をまとったおかき、ということはわかるんだけれど、どこいったんだ“いぶり”。
いぶりがっこのタルタルソースも、まずはそのままを一口。こっちもね、玉ねぎやピクルスなど野菜のしゃりしゃり感は感じるけれど、いぶりがっこ特有のスモーク感はほとんど感じない。だったのですが‥‥。
せっかくだから、いわゆる一般的なタルタルソースといぶりがっこのタルタルソースの味比べもしようと思い、フライにつけて食べてみたところ、衝撃が! このいぶりがっこのタルタルソース、あったかいものにつけたら急にスモーキーな香り、いぶりがっこ感がブワーッと広がる美味しさに。続いて椎茸を炙ったものにも乗っけてみたら、シンプルな分、さらにスモーキーな美味しさ。実は、あったかいものにのせたらいぶりがっこ感が発揮されるタルタルソースだったんです。
で、もしや?と思い、今度はいぶりがっこ風おかきの方も、軽~く炙ってみたところ、こっちもスモーキー感出た! そのまま食べると、まろやかなおかきだったのに、温めるとカリッと感もアップするし、香りも良くなるし、いいことずくめ。
ということで、超個人的な結論。いぶりがっこのタルタルソースの瓶のラベルには、揚げ物や野菜のディップとして…と書かれていますが、いぶりがっこの良さを楽しむには、焼き物や揚げ物など、あったかいものに合わせてスモーキー感を楽しみたい。そしておかきも、シケってなくとも軽く炙ると香って旨さアップ!
そのまま食べた時はややガッカリアイテムだったのに、熱をプラスすることで俄然旨くなったタルタルソースとおかき。それぞれの良さを楽しむために、おかきは加熱、タルタルは熱いものにオンすることを強くお勧めします。
(ロドリゴいしざわ)