「あれほど当意即妙、言い得て妙、反射神経の素晴らしさを感じた人は当時いなかった」
08年12月17日は、元艶系女優・タレントとして活躍していた飯島愛さんの命日(36歳没)だった。自宅マンションで亡くなっているのが親戚の女性により発見された時、既に死後一週間ほど経過していたことが判明し、当時大きな衝撃を世間に与えたものだ。
冒頭、番組共演を通じて飯島さんの生前のバラエティ能力の高さを激賞したのは、フリーアナの古舘伊知郎。12月17日、YouTubeチャンネル〈古舘伊知郎チャンネル〉で、こう振り返った。
「茶化すんですよ、うまいんですよ。全盛期のたけしさんみたい。ビートたけしの頃の若かりし頃のたけしさんは全部茶化すじゃない。茶化すけどものすごく芯食ってたりするじゃない。それと同じなんだよ。飯島愛ちゃんのトークセンスっていうか、反射神経って」
古舘が毎年のように開催していたトークライブ「トーキングブルース」にも飯島さんは駆けつけていたそうで、終演後、楽屋に足を運び、当時は日本人に馴染みのなかったハグを堂々と古舘に行ったという。
「飯島愛亡き後、元艶系女優であそこまでブレイクした女性タレントはいまだに芸能界に現れていません。ゲスト出演からレギュラーを勝ち取る、まさに1つのチャンスをものにする勝負強いタイプで、古舘の発言もまんざら持ち上げているわけではないことがわかります」(芸能関係者)
凌ぐ逸材がいつの日か現れるのか。
(所ひで/ユーチューブライター)