ある人に抱いていた印象と実際の行動が違ったときに、相手に対してドキッとしてしまったことってありませんか? いわゆる“ギャップ萌え”です。これがなぜ起きるのかを心理学的に解説していきましょう。また、ギャップ萌えを上手に恋愛に利用するコツも同時に紹介しますね。
■ギャップ萌えはコントラスト効果によるもの!?
心理学には、コントラスト効果という理論があります。人は同じカテゴリーにあるものを比較して判断しているため、ものがひとつしかないとその価値を判断できないというものです。
例えば、10万円の指輪を売ろうとしたとき、その商品しか置いていないと売れる確率が低くなります。ですが、横に同じようなデザインの13万円の指輪を置くと、10万円の指輪が比較的安く見えます。その結果10万円のほうが売れるようになるのです。これと同じような考え方としてギャップ萌えがあります。
■ギャップ萌えを恋愛に応用するには?
では、このコントラスト効果を恋愛に応用してみましょう。そのためにも、自分が初対面でどのように見えるのかを客観的に判断しておく必要があります。いつも知り合ったばかりの人からどのように評価されているかを思い出してみてください。
そして2回目に会うときには、そのイメージからかけ離れた印象を与えるようにしてみましょう。そうすることで、相手はあなたにギャップを感じてくれるはずです。
もし、あなたが「真面目そう」「堅苦しそう」などと思われやすいのなら、ギャップとしては柔らかくて癒やし系の女性を演じて見せるのがオススメです。もし、あなたが「遊んでいそう」などと思われやすいのなら、恋にあまり慣れていない清楚な部分を見せてみましょう。
ギャップ萌えは自分から仕組むことではないと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。自分がどのように見られているかを分析すれば、簡単に作り出せるのです。ぜひこれを利用して、相手を“落として”くださいね!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。