12月17日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。放送前からさまざまな北条義時(小栗旬)の最期が予測されていたが、「今度、体が動かなくなったら、その薬を飲むように」と医者から言われていた内服薬を、政子(小池栄子)が廊下に流して廃棄。義時は廊下にかすかに残った薬を苦しみながら這いつくばって舐めようとするが、目前で政子が着物の裾で拭い、義時は昔のように優しい声色で「姉上」と呼びかけると、政子は「ご苦労様でした。小四郎」と返答。政子の声を聞いた義時は息絶え、政子が忍びなく声で「鎌倉殿の13人」は幕を閉じた。
「ドラマの最終回ラストシーンは、とかく賛否両論が交わされるものですが、『鎌倉殿の13人』のラストは納得の声がほとんどを占めているようです。というのも、脚本を担当する三谷幸喜氏が『鎌倉殿の13人』が放送される2年前の2020年1月8日に開催された制作発表会見の席で“『鎌倉殿の13人』は『サザエさん』である”“家族の物語を描きたい”と言っていたから。サザエ=政子が、弟のカツオ=義時の行き過ぎた行動を叱って終わるというラストシーンは、まさに『サザエさん』そのものだったと言えるのでは」(女性誌記者)
ワイモバイルのCMでは「バカボンのママ」役、「鎌倉殿の13人」では「サザエさん」ポジションの政子を演じきった小池。次回出演作がますます楽しみだ。