お笑いコンビ・TKOの木本武宏によるわずか半年でのトラブル決着宣言に対し、投資のプロ・杉村太蔵が驚きの声を上げた。
木本は今年7月、多くの後輩芸人を巻き込んだ約6億円もの投資トラブルが報じられ、所属事務所の松竹芸能を退所。以降はアルバイトを続けながら、問題解決に向けて奔走してきた。
すると、12月19日発売の「週刊ポスト」の取材で、ついに「(被害者への)返済目処が立った」と話し、今後は芸能活動を再開する意欲もあるという。12月24日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)では、一連の木本の騒動を振り返り、元衆院議員で投資家の杉村は「僕はこのニュースで、木本さんの金融マンとしての凄さを感じるんですよ」と語り始めた。
「まず、6億円を集めてきたと。それで、それがどっかにいっちゃったと。それを何とかしたくて、違う所から3億5000万円調達してくると。とんでもない金融マンですよ、これは。何の実態もないにも関わらず。だからね、金融系に行ったらスゴい出世するんじゃないかと思って」と、短期間で巨額のお金を工面した能力を絶賛。さらに、芸能活動の再開ではなく、「ちょっと勉強して、TKO投資顧問とかやったらいいんじゃないですか。投資会社をやったら」と勧め、「今度こそ集めて資金をきちっと運用したら、なかなかのヘッジファンドになると思いますよ。これ、なかなかできないことですって。そう簡単に人からお金引っ張ってこられないですから」と熱弁した。
「騒動発覚から半年という期間での“決着宣言”は、6億円という規模を考えれば、確かにスピーディなものですが、ネット上では『むしろ逆に心配。二次的被害を生まないか?』『まだ目処の話であって、ハッキリと返したとは言ってない』との声も。短期間で集めた数億円という大金は新たな借金にすぎないという見方も強く、まだまだ問題解決からは程遠いと考える人は少なくありません」(テレビ誌ライター)
とはいえ、投資のプロでもある杉村を唸らせたことは、今後の木本の活動にも多少の影響を与えるかもしれない?