昨年12月31日を持って、俳優の堺雅人が20年以上所属した大手芸能事務所「田辺エージェンシー」から独立。事務所側からは何のアナウンスもなかったことでさまざまな憶測が流れるなか、1月11日の「週刊新潮」にて事務所社長の田邊昭知氏が初めて言及し、世間をざわつかせた。
「正式発表はされていませんが、堺は7月クールのTBS日曜劇場で阿部寛と共演すると言われており、制作には堺の代表作となったドラマ『半沢直樹』(TBS系)の演出を務めた福澤克雄氏も加わるため、期待値は非常に高い。しかし、『新潮』の記事では“芸能界のドン”とも呼ばれる田邊氏が『もう一緒に仕事なんてできないよ』と語り、7月ドラマについても『TBSと堺君で直接やってくれとなっていて、うちは関わっていません』とどこか突き放した口ぶりでした」(芸能記者)
これには、不穏な空気を感じた人も多く、ネット上では「ドンお怒り?」「こっわー。もう一緒に仕事できないって圧力すごいやん」「やっぱ円満退社じゃなかったのか」といった声が飛び交った。
「堺の独立は年明け1月5日に一部報道で明らかになり、正式なコメントが発表されていません。同時期に田辺エージェンシー系列の大手事務所ケイダッシュから俳優の渡辺謙が独立しましたが、その際は渡辺と事務所の連名で独立が発表されています。それもあって、堺と田辺エージェンシーに何らかの不協和音があったようにも思え、田邊社長のコメントはその印象をさらに強める結果となりました」(前出・芸能記者)
“ドン”への忖度で、堺が芸能界を干されるなんてことがなければいいが。
(柏原廉)