8月23日に、ホテル従業員の女性に性的暴行をしたとして逮捕された高畑裕太容疑者。これにより出演予定だったNHK大河ドラマ「真田丸」も降板となった。
「高畑容疑者は大泉洋演じる真田信幸の息子・真田信政役で出演予定でした。信幸の母役で出演している高畑淳子との親子共演が実現するはずでしたが、それも水の泡に。息子の逮捕により一時は淳子の降板説まで浮上しましたが、それは免れたようです」(テレビ局関係者)
高畑容疑者が演じるはずだった信政役の代役に抜擢されたのが、俳優の大山真志。一般にはあまり知られていない俳優だが、どんな人物なのだろうか。
「大山は身長180センチ以上のイケメンで、ミュージカル『テニスの王子様』をはじめ様々な舞台に出演しています。他にも旅番組やバラエティに出演したことがありますが、テレビドラマは今回がほぼ初めて。異例の抜擢と言えるでしょう」(前出・テレビ局関係者)
関係者はもちろん、視聴者の間でも舞台やミュージカルで培った演技力に期待が高まり、今大山は注目を浴びている。
今回の件に限らず、実は“代役”でブレイクした俳優・女優は過去にも何人かいる。
「TBSの『花より男子』では、当初上野樹里で主役の話が進められました。しかし、セレブ校に通う貧乏な女子高生という役が“上野ではイメージが違う”ということで、井上真央に白羽の矢が立ったのです。結果、井上の演技は高く評価され人気女優になりました」(女性誌デスク)
1991年の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」にカンチ役で出演した織田裕二も、実は緒方直人の代役だった。ドラマのオファーが来た時にスケジュールが一杯だったため、緒方サイドはこの話を断り、織田にオファーが回って来たという。織田はこのドラマで一躍有名になり、現在の地位を築いた。
過去に遡ると、「3年B組金八先生」の武田鉄矢も実は代役だった。本来の主役はドラマ「愛と喝采と」で注目を浴びた岸田敏志(当時:智史)だったという。
こうしてみると、代役で人気を獲得した例はけっこうある。大山も今回の抜擢でビッグチャンスを掴んだと言えるだろう。