モデルで女優の冨永愛が第1話の主演を演じたドラマ「大奥」(NHK)が、世帯平均視聴率6.6%と同枠の最高記録で好発進となった。初の時代劇に向けて、冨永は並々ならぬ意気込みで準備をしてきていたことを1月18日、ニュースサイト「東スポWEB」が報じている。
このドラマは漫画家・よしながふみ氏による同名漫画が原作で、若い男性のみが感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」によって男性の人口が女性の4分の1にまで激減した架空の江戸時代が舞台。江戸城でも三代将軍・家光以降、将軍職が女子へと引き継がれ、大奥には希少な男子が囲われている‥‥という男女逆転のパラレルワールドな時代劇となっている。
第1話は「8代徳川吉宗×水野祐之進編」で、冨永が吉宗役として大活躍。大奥総取締役を一喝するシーンや乗馬した冨永が海辺を颯爽と駆け抜けるシーンなどが話題となったというが、同記事によれば、もともと冨永は「大奥」への出演が決まるずっと以前から「時代劇に出たい」という思いを抱いていたといい、オファーがあったらいつでも出られるように自ら殺陣と乗馬の稽古をしてきたという。
ネット上でも、《浜辺を馬で走るシーンよかった 暴れん坊将軍だった あと怒るシーンは迫力あったね》《かっこよかったし、話し方がかわいかった》《原作の漫画そのままで、冨永さんの将軍吉宗公はびっくりするぐらい似合ってました!》など、冨永の演技や存在感に絶賛の声が相次いでいる。
「1月17日放送の第2話からは時代が変わり『3代徳川家光×万里小路有功編』となり冨永の出番は一旦終了となりましたが、『大奥』の公式公式ツイッターでは再登場が予告され、ファンからは歓喜の声が上がっていました。また、第1話はNHKの配信サービス『NHKプラス』において、これまで配信されたNHKの連続テレビ小説・大河ドラマを除いた全ドラマの中で歴代最高視聴数を記録したとか。それだけ冨永の演技が注目されたということでしょう」(芸能記者)
冨永には今後時代劇のオファーが殺到するかもしれない。
(柏原廉)