賀来賢人、「俳優は天職と思ってない」発言も6年前は“真逆ホンネ吐露”の真相

 俳優の賀来賢人と女優の浜辺美波が1月18日、W主演を務めているアニメーション映画「金の国 水の国」の公開直前イベントに登場。賀来は自身の仕事観について語った。

 同映画は漫画家・岩本ナオ氏による同名漫画が原作で1月27日に公開予定。100年断絶している2つの国が舞台で、決して出会うはずがなかったナランバヤル(賀来)とサーラ(浜辺)が敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることになるストーリー。2人はお互いの思いを胸に秘めながら、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようとする。

 この日のイベントは2人の主人公が国の未来を変えていくという内容にちなんで、これからを担う学生たちが限定で参加したが、サプライズで登場した2人は大きな拍手で迎えられた。イベント中、学生たちの悩みを聞くコーナーもあり、「貴重な大学生活をどう過ごしていいのか悩んでいる。今の自分に納得できなくて、辛くなる時がある」と本音が参加者から飛び出した。

 それに対して賀来は、自身も大学に行っていたことを明かしつつ「なぜ大学に行ったかというと、やりたいことを見つけるため。でも見つからなかった」と告白。当時は俳優の仕事もすでに始めていたといい、賀来は「大学で就活をして、卒業して企業に入るか、役者っていうものすごい不安定な、でもキラキラしてそうな仕事をするか悩んで」いたといい、「結局、自分がワクワクするほうを取った」と語った。

 また、「結果的に今の仕事は自分にとって天職だとも思ってない」とも明かしつつも、「人生ってその時が全てじゃない。ものすごい長いスパンで考えた時に、そこで焦るよりも、自分の決断に納得できるような時間のかけ方とか決め方をしたらいいんじゃないでしょうか」とアドバイスした。

「賀来は07年に映画でデビュー。以降はドラマ、映画、舞台に出演を重ね、14年上半期にはNHK連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの兄役、15年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で新選組・沖田総司役などを演じました。その頃は俳優という仕事に手応えを感じていたようで、16年に公開された映画『森山中教習所』のインタビューでは俳優の仕事について『何一つ成し遂げたことがない飽き性の僕が、今も続いているんだから天職なのかもしれない』と語っています」(芸能記者)

 6年ほど前は天職だと思っていたのに、今はまた考えが違うというのは、俳優という仕事の奥深さゆえだろうか。

(柏原廉)

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